NEWS 12月17日(日)は社内研修の為、臨時休業致します。ご迷惑お掛け致しますが、ご理解何卒よろしくお願い申し上げます。

SARTO

  • サルト_instagram
  • サルト_facebook

Event

イタリア仕込みの真夏の大人カジュアルはヌケ感がきも!

世界文化社のメンズEXの編集長、Miss(現在はMiss+)の編集長代理を歴任され、現在は時計ビギン、メルセデスマガジンの編集長をなさっている中里靖さん。メンズEXの創刊から編集スタッフとして参加し、常にファッションの最前線にいらっしゃいます。今回は、イタリアで出会ったエレガントな男性をもとに、中里流にアレンジしたリゾート&お出掛けスタイルをご披露していただきました。

Photographs: Kazuo Shimamoto(BAARL)

20130820_02.jpg

20130820_03.jpg

サルト 檀 残暑が厳しいですが、このような時期の大人のカジュアルスタイルって難しいですよね。 例えば、リゾートホテルのバーで一杯、星付きレストランでランチといったリラックスした空気感があるけれどチープなスタイルはNGというような場所で、どのような服装をしたら良いのか迷う男性が多いと思うのですが?

中里 そうですね、ジャケットを着るほどでもなく、かといって短パン&ポロシャツではカジュアルすぎるという場所ってありますよね。 ビーチリゾートでしたら、私が着ている様なプルオーバーのシャツとパンツがお勧めです。 素材はリネン。色は夏の定番ブルー×ホワイト。 この組み合わせは誰でも、清潔感とリラックス感を出せる王道スタイルです。 クールビズの影響で、百貨店などのシャツコーナーは機能素材の半袖シャツなどが目立ちますが、リゾートでは上品な感じがでないのであまりお勧め出来ません。確かに汗の乾きは良いですが...

20130820_04.jpg

 私も、リネンは冬のカシミアと同様にシンプルなスタイルをリッチに見せてくれる素材だと思っています。シワを気にされる方もいらっしゃいますが、それはリネンならではの風合いとポジティブに考えれば良いと思います。 ところで、今回の中里さんのスタイリングでは、リネンのパンツに折り目(クリース)が入っていませんが?

中里 そうですね。この方が、歩いている時にリネンの独特の張り感、ゆったりと波打つ様な動きが出せるのであえてこうしています。リネンのシャツもプルオーバーにすることで、裾を出していてもスマートですし、風が抜ける時のフワッと膨らむ感じはとてもエレガントです。

 靴は今年流行のドライビングシューズかと思っていたら、ジャックパーセルですね。

20130820_06.jpg

中里 ここは、女性誌で良く言われている「ヌケ感」を出してみたところです。ドライビングシューズだと雑誌から抜け出た様な感じになりますよね。ここでキャンバススニーカーだとシンプルでシックな感じに見えるはずです。 それと、ロールアップ&アンクレットも大切なヌケ感演出テクニック。 女性は、こうした部分を見ていますよ! ただし、ファッションこだわっています!という感じは出さないような配慮が必要です。

 40歳過ぎたらトレンドを盛るだけではなく、適度に削ることも必要ですね。

中里 女性誌をやっていた時に、女性スタッフや読者の方に理想の男性ファッションについて話を聞きましたが、女性には男性のマニアックなこだわりは伝わらない事と、ファッションを頑張れば頑張るほど女性はひいてしまうという事を学びました。(笑)

 こうした中里さんの着こなしは、誰かお手本にしている人がいるのですか?

中里 今回のリゾートスタイルの事で言えば、イタリアの高級リゾート地カプリ島でお会いしたロロピアーナのセルジオ・ロロピアーナさんですね。クルーザーでのパーティーがあったのですが、その時の彼のスタイルは、今でも鮮明に覚えています。 ロロピアーナのホワイトのリネンシャツにカラチェニのグリーンのインタックのパンツで、ネイビーのカシミアのセーターを肩がけしていました。

20130820_07.jpg

 その時中里さんはどのようなスタイルだったのですか?

中里 サックスブルーのリネンのドレスシャツに白のリネン短パンで、足元はコットンのスリッポンという出で立ちでした。クルーザーに乗るまでは、完璧だ!と思っていたのですが...

 一体何処にスキがあったのですか?

20130820_05.jpg

中里 シャツでした。素材と色は良かったのですが、ドレスシャツだったのでキーパーを外しても襟がパキッとしていてリラックス感が出ていませんでした。その上、短パンと相まって野暮ったくなってしまいました。ドレスシャツはオフィスで着るもので、リゾートではリゾートのシャツを着るべきでしたね。 それとヨーロッパの高級リゾートでは、日本人男性の短パンは控えるべきですね。足の短さも強調されますし、イタリア人の様に日焼けしていないと不健康に見えてしまいますから。

 そうした海外での武者修行が、今日の中里さんのスタイルを形成していたのですね。参考になりました。

20130820_08.jpg

コーディネイトをシンプルにしたときは、アクセサリーで遊ぶとスタイリングにキレが出ます。時計と一緒に巻いているのは、シルクのスカーフ。元々は正方形の大判スカーフだったのですが、サルトで菱形にリメイクしてもらいました。こうすると、首に巻いたときもおさまりが良いし、このようにミサンガの様に手首に巻き付ける事も出来ます。

20130820_09.jpg

左上からGUERLAIN HOMMEの香水は仕事モードの時用で、リゾートやスポーツの時は中央のCHANEL ALLURE HOMME SPORT。リゾートでは風に乗って伝わる香りが、周りの人に好印象を与えるのでとても重要。服を着替える様に香水もシーンによってかえるのが中里さん流。左下は車の中などに使うSanta Maria Novellaのアルメニアペーパー。右から2番目は、イタリアの高級化粧品ブランドcomfort zoneの全身ローション。右端は、シミを薄くしてくれるPOLAwhite shot clear serum

20130820_face.jpg

中里 靖

「時計Begin」「メルセデスマガジン」編集長
1969年、埼玉県生まれ。フリーランス時代からMEN'S EXの編集に参画し、以降18年間同誌編集部に在籍。その後同誌編集長、男性ムック誌編集長、MISS編集長代理などを歴任。今年3月より現職。