NEWS 12月17日(日)は社内研修の為、臨時休業致します。ご迷惑お掛け致しますが、ご理解何卒よろしくお願い申し上げます。

SARTO

  • サルト_instagram
  • サルト_facebook

Event

次のトレンドはショールカラージャケット!?

メンズのトレンドを常につくってきたメンズファッション誌『LEON』の副編集長 石井洋さん。今回ご提案していただいたのは「最旬のジャケットスタイル」。手持ちのジャケットでも実践できる着こなしのテクニックも満載されているのでお見逃しなく!

Photographs: Kazuo Shimamoto(BAARL)

今回はフォーマルウェアで良く見かけるショールカラーですが、LEONらしくヒネリを効かした着こなしですね。

石井 レオンはイタリアのトレンドを追っかけているように思われていますが、実は時代の気分や世の中のムードもそれとなく着こなしに盛り込んでいます。今の時代、気分はジャケットを着てもどこかにヌケ感のあるスタイリングがキモですね。で、今回はコットンのショールカラージャケット。ピークドやノッチの襟にはない新鮮さがあり、角がないから見た目もリラックスして見えますよね。それとパリ的なモードな雰囲気も漂っていませんか。

実は、ブランドは日本のHAVERSACK(ハバーサック)ですけど、フィレンツェの展示会PITTI UOMOに毎年出ていて、最近ヨーロッパでも人気急上昇中です。

でも、HAVERSACK(ハバーサック)が提案するマニアックでヴィンテージ感のあるコーディネートではないところが石井さんらしいですね。この絶妙なヌケ感はどこから漂ってくるのでしょうか?

石井 まずは、ジャケットの腕まくり。夏になるとイタリアでは良く見かけるジャケットの着こなし方です。

そして、ジレをかませてショートポイントのデニムシャツ。シャツは、MARCEL LASSANCE(マルセル ラサンス)。ここを、この夏LEONイチオシのヘンリーネックのTシャツにかえても良いかもしれませんね。

デニムは、Care Label(ケアレーベル)ですが、スソの折り返しが独特ですね。

石井 普通ならロールアップというところですが、あえてスラックスなどに使われるダブル仕上げにしています。幅は5cm。こうすると、カジュアルなデニムパンツもいつもとはちょっと違う見え方になってきませんか?このテクは、まだまだ一般的ではありませんがそのうち絶対流行するはず!!ただ、気をつけていただきたいのが、色落ちデニムはNG。基本リジッドかワンウォッシュで。そして、膝下がストレートで細め(19〜18cm)のほうが決まります。

そしてクラッチ、サングラス、ブレスと夏小物も抜かりなし。レオンの三種の神器とでもいえるアイテムですね。

石井 毎年取り上げているアイテムではありますが、自分なりにバージョンアップしています。クラッチはコンビ、サングラスはミラーレンズ、ブレスはシルバーと昨年の夏とは微妙に進化させています。ただ、ここまで言うと「毎年新しいものを買わないといけないとダメ」と思われてしまいますが、個人的には定番のアイテムに少しトレンドをプラスしたり、腕まくりや、スソ幅をちょっと変えてみたりすることで今年のLEONのテイストを注入できると思っています。LEONの創刊当時から言い続けていることですが、「必要なのはお金じゃなくてセンスです!」ここをお忘れなく。

コンビのクラッチは、Tramontano(トラモンターノ)のフラップ式のもの。カラーは夏らしく涼しいイメージを出すために、ホワイト部分を多くした石井さんコダワリの別注品。シボの美しいレザーを全面に惜しみなく使用したクラッチバッグ。A4サイズの書類も入ります。デザインは極めてシンプルながら、上質なシボ革の素材感、ソリッドなデザイン、縫製の丁寧さなどは、ナポリで100年以上続く革製品メーカーのトラモンターノらしい丁寧な作り。薄マチ仕立てで、使いやすく、最近はもっぱらコレだそう。

サングラスはオリバーピープル×キツネのコラボサングラス。ミラーレンズがキモです。6月のイタリア出張中もミラーレンズのサングラスを多数目撃。日本ではまだ浸透していませんが、今買うなら間違いなくミラーレンズですね。デザインはクラシックなものを選ぶのが良いでしょう。ミラノではミラーのティアドロップをしているのを良く見ましたが、日本人にはちょっとハードルが高いかもしれません。

ジャケットの腕まくりは、簡単そうで実はコツをつかまないと失敗する高度なテク。普通にズズズーと上げただけだとそのうち落ちてきてしまいます。そこで石井流はこんな感じです。ポイントは、シャツとジャケットを別々巻くりあげること。まずは、ジャケットの袖を二の腕あたりまで上げて下さい。

次にシャツのカフ部分を折り曲げないでググッーと上げていきます。この時シャツの折り返し部分がジャケットの袖口部分まで上げない様に。少し手前で折り返すのがポイントです。

そしてシャツの折り返し部分を、クルクルと丸めながら織り込んでいきます。ここの感じは、LEONで最近定番化しているイタリア流シャツの腕まくりの方法と同じです。

最後は、シャツのカフを少し織り込んで、ジャケットのスソが落ちてこないくらいの締め付具合になるよう調整します。シャツのカフをちょっと不自然な形に捻っておくとよりコナれ感がアップします。

靴は、polpetta(ポルペッタ)。ルームシューズの作りですがこれからの季節は、ローファー感覚で外履き。カラーとヤシの木のデザインがリゾート気分。履き口が狭いので、本ちゃんルームシューズのようにかかとがパカパカ抜けないのが気に入っています。

LEONでは今まで(チャン ルー)や(クルチアーニ)の編み込みブレスを取り上げてヒットさせてきましたが、今年は先祖帰りでシルバーアクセ。コテコテのインデアンジュエリーは避けて、シンプルデザインのものを重ね付け。シルバー系とゴールド系をミックスして付けるとリングやベルトとの組み合わせも悩む事がありません。

石井 洋

「LEON」編集部 副編集長
1974年 福島県生まれ。フリーランスでファッション誌・モノ誌・女性誌で活躍。その後ニキータ編集部で副編集長代理を務め、 現在のLEON編集部副編集長となる。