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column

ここまで見てもらってきましたけど、いやはや、とんでもない規模の工場があったわけですよね。
そのほとんどの人がメンズのスーツやオーヴァーコートを作るために働いていたのですから、時代ですよね〜。
たとえば、今世界で一番大きな縫製工場でどれくらいの規模なのでしょうかね?
そういった所でも、いろいろなタイプの服が作られるわけですよ。現代は選べる服の種類が昔とは比較になりませんからね。
それではまたお話を元に戻しましょう。




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上がカッティングルームで下がプレッシングルーム。


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上のルームもまた大きいですね。これはトラウザー・ルーム。この部屋では3000人がトラウザーメーキングに従事していた模様です。
途方もない規模ですよ。これが世界で一番始めに産業革命を迎えた国のファクトリーのピークですよ。
テクノロジーも進歩し、人手をここまで必要としなくなった今ですから、この規模の縫製工場はもう生まれ得ないでしょう。この本はそういった意味でもピークにあったイギリスの1950年までを一視点からではありますが見て取れる興味深い物になっています。

下はビスポークセクションです。

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46年、スウェーデンの方達のようです。どうでしょうか?スウェーデンっぽいですか?
テキスタイル関係の方達のようです。ヨークシャーなども視察したみたいです。

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これまたハンドテーラードセクション。
なんとなくわかってきたでしょうか?これらの写真達は時系列に沿って徐々に1950年に向かっているわけですけど、そのときそのときのパブリックメディアに登場した写真と記事がまとめられているといった感じの本なのですよね。
ですから、似たような写真もたびたび登場いたします。もちろん年代は違ったりもしますがね。ペーパーメディアと一言で言ったところで、たくさんの出版社があるわけですからね。


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これは当時世界一のハドソンロードミルのカッティングルーム。もう一度言いますが、当時の世界一はもう今だと記録更新は不可能でしょう。バートンはギネスに申請していれば簡単にいくつも世界記録を作れとおもいます。
まぁ、当時はまだギネス世界記録が無かったのでどうしようもないのですが。
そして申請料も馬鹿にならないみたいですね。

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これは生地のストックルームとその検品。
この規模を考えれば当たりまえなのですが、当時の毛織物産業全体の最も重要な取引先がバートンだったようです。

正直この生産量を考えれば当時のオールドタグのビンテージバートンジャケットはもっと古着市場にあってしかるべきだと思うのですが、以外と無いものなんですよね。
まぁ、亡くなったおじいちゃんの上着が家にあるかと言われれば、無いですよね。普通は処分されるものです。ほとんど焼却処分されているのでしょう。


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娯楽施設ももちろん充実。"Ideal<理想>"を語るからにはそれなりの自信が必要ですよね。
娯楽施設も整って無くて、社員の目ももれなく死んだ魚、または逆にバキバキなんて会社が"理想"なんて口にするのは片腹痛い限りですよね。
寧ろ、そういった会社の社長の方が臆面もなくそういった理想を語っているかもしれませんね。
ブラック通り越して、むしろ社員が気持ちよくなってしまう場合も日本ではあるみたいですけど、それはCEOがとんでもないカリスマなのでしょうね。社内誌aka聖典に空中浮遊の伝説とか水の上を歩いたとか、一度死んで生き返った、または水がワインになった等の事が記載されているのでしょう。


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上の機械は何枚にもレイヤーされた生地をいっぺんにバサッと切ってしまう機械。
社会科見学では一番盛り上がる見せ場の機械らしいですよ。

下はプレッサー
 
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Tottenham Court Roadにあった当時ロンドンで一番大きなネオンサインはバートンのショップビルディング。
TCRがどこなのかと言いますと、ロンドン一番の目抜き通りであるオックスフォードストリートの東端ですね。駅で言ったらセントラルライン上、オックスフォードサーカスの隣になります。今ではずいぶんと雰囲気も変わりましたが、一昔前は少し怪しい空気が流れているところではありましたね。
今でも最低ですが、TCR〜Oxford Circus間の大通り(オックスフォードストリートはオックスフォードサーカス〜セルフリッジまでがメインのショッピングストリートになります。オックスフォードストリート自体はTCRからマーブルアーチまでの通りです。)はどうにかならないのでしょうかね?
まぁ、どこの街のハイストリートもあまり変わらないのかもしれませんが、用がなければ歩きません。
イギリス人も基本は一人もいませんのでも少々異世界転成を疑うくらいです。