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column

いやはや、ようやく北米に入ってまいりますよ。
オチを言ってしまいますと、私はメキシコシティで時間切れでした。その後は飛行機でNYCに飛んで1週間ほど滞在しましたが、もう既に大学は始まっておりましたね。ちょうど一週間遅刻しました。大学の新年度、その始業の一週間よりもNYCでの一週間の方が人生スパンで考えると重要だろうと考えた結果ですよね。
このように言っておけばカッコいいかなぁ〜っと思ったのですが、ホントはただただ計算が合わなかっただけです。
お世話になっております、をさないです。

その前にまだまだ、場所はグアテマラですから、メキシコシティまで距離はあるわけです。今グーグルで調べたところ、グアテマラシティ〜メキシコシティ間のバスで20時間かかる計算になるようです。しかし国境がありますからそうは簡単にいきませんよ。
そのメキシコ側の国境の町シウダー・イダルゴの街についたのがド深夜。
はっきり言いまして、国境の町、大きなバスターミナル周辺、セントラルステーション周辺、良いことなんて一つもありません。用事がないなら近寄らない、そういった場所です。
それがメキシコならばなおさらです。
以前に話したホンジュラス、エルサルバドル、確かに殺人発生率からいって危ない場所で間違いありませんが、極端な話が、犯罪の分母の数がメキシコでは鼻っから違うと思うんですよね(要リサーチ)。
世界の危険な街TOP20とかそんな漠然としたランキングであれば、メキシコなんてレアル・マドリードですよ。わかりづらい人にはそうですね、今で言えば大阪桐蔭ですよ。
どこの街も世界トップレベルに危険といった具合ですね。もうどこのポジションにも世界トップの選手がいるわけですよ。
そんなメキシコの国境の町のバスターミナルにド深夜に投げ出されてみてくださいよ。もう生きた心地はしませんよ。
そしてメキシコシティ行きのバスまで10時間位待たなければいけない訳ですよ。疲れてるし、さすがにこんなバスターミナルで夜を明かすわけにもいかない。
童貞の周りがみんなサイバージャパンダンサーズみたいなことですからね。完全に落ち着きませんよ。もうどきどきが止まらない。そこで宿を探すわけですよね。
しかし宿の値段も意外と足元見てくるんですよ。ぼろ宿なのに意外とどこも高い。

そんな中、ずば抜けて一軒安い所を見つけたんです。
もう、雰囲気はすごかったですよ。普通のカタギが使用して良いような雰囲気ではありませんでしたからね。主人に値段を聞いて、一応部屋を見せてもらったのですけど、薄暗いですし、なんか臭いですし、良く言って、トレインスポッティングのトイレですよね。そしてRPGゲームやったことある人はわかるかもしれませんが、ボス戦の前の雰囲気ですよ。<あ、これは出てきてやられるパターンだな>って感覚ですよ。これはお金ケチって実際に宿かどうかもわからない部屋で命取られたら、悔やんでもくやみきれないぞ、っと思いましたね。お化けになっても結局この部屋に縛られるのなら地獄で釜茹でされるほうがマシなくらいですよ。
私はね、インドのボロ宿、アマゾンの掘っ立て小屋、サハラ砂漠で野営、と色々な所でも難なく寝ることが出来ましたよ。しかし、さすがに今回は引き返しました。宿の名前は覚えてないのですが、たしか"エクスデス"とか、そんな名前だったかもしれません。
とりあえず、そこよりも全然高かったのですが綺麗だったゴリッゴリのゲイの小太りタンクトップ主人がいる宿にしました。
それにしても、その宿付近にあったテイクアウェイのメキシカンは美味しかったなぁ、っといまでも覚えてますよ。

とまぁ、お腹もいっぱいになり、少し夜はそわそわしながらも無事眠りにつくことが出来ました。

結局何の問題もなく次の朝出発、昼過ぎにはメキシコシティに到着していました。



ラテンアメリカ

メキシコシティで有名な日本人宿は2つ。老舗のアミーゴと比較的新しいサンフェルナンド。

選択にはあなたの性格にもよると思います。
基本老舗の日本人宿は長期旅行者がすでにある種の空気を作ってしまっていて、その人達の輪に入りづらい場合がありますし、それこそラスボス前でも口笛吹いてるLv99のドラクエみたいな雰囲気の人達がいたり、良くも悪くも上級者の雰囲気が漂っていたりしますから、情報やいろいろなエピソードトークなど聞く楽しみもあるのですが、迷うところですよね。
綿足の場合は別に情報はいらない状態でしたし、そういう上級者のギルドに入って各々を高めあう必要すらなく、ましてや自分から率先してエピソードトークを語る気力もそれほど残っていなかったので、綺麗で新しめのサンフェルディナンドに即決でした。

サンフェルディナンドには旅行者だけでなく、留学している長期滞在者もいたりします。私と入れ違いで亀田さんのところの三男坊、トモキさんも長期で滞在していたみたいでした。そんな関係があったのか、私たちもプロのボクシングの試合にプロモーターの方に招待されて見に行ったりもしましたので、こっちを選んで正解でしたね。

その到着初日、もちろん予約も何もしていない飛び込み客だった私には実はベッドが余って無くて、"明日からベッドが空くので、もしよかったら上の階のソファーで今晩は泊まってもらっても構いませんよ?" っと言っていただきました。無論そのお言葉に甘えさせてもらいました。

"あ、そのソファーの迎えの部屋に宿泊している人ですけど、有名人ですよ。"

有名人?って、こんな安宿に長期滞在しているものなのか?っと少々訝しいものではではありましたが、ご近所さんにはしっかり挨拶しておこうかということで、顔を合わせる時を待ちました。
荷物をおろし(そのソファーサイドに)、腰を掛け少しゆっくりしていると、その瞬間は突然訪れました。

全然知らない、中年のおじさん。。。。。

メキシコの狐につままれるとはこういうことか、と思いながらも、一日だけ、このソファーを占領してしまう事をそのおじさんに説明しました。
ものすごい物腰の柔らかい人で、その腰も低い、といいますかどっしりと安定しているといいますか。ん〜デカイ背中。
私は2日連チャンでお尻をそわそわさせながら眠りにつかなければならないのかと思いました。
むしろ、メキシコで完全にフラグが立ってしまったのかと疑いました。

ちょっと外をぶらぶらしようかと下の階に行くと先の宿をマネジメントしている若いお兄さん(よく見れば、これまたガチムチ20代前半)がいたので、もしかしてここはそういう感じの宿なのか?という思いにふけながらも声をかけました。

"そういえばさっきの話は、どういったことなんですか? 普通のおじさんでしたけど?"

"あ、お会いしましたか、山田さんに?"

"え??"

"獣神サンダーライガーですよ。"


いやね、覆面レスラーの中の顔を私が百歩譲って知っていたとしましてね、リバプールの風になった男がメキシコにいると思わないでしょうよ。

いやまぁ、何を隠そう私が使っていた学習机のマットが獣神サンダーライガー(アニメ)でしたから、私はライガーとともに育ったみたいなものですよ。

私は思いましたよ、今晩ライガーに襲われたら勝てないな、っと。

実際は夜這いをかけられることもなく、逆に武者修行中だったライガーさんを宿の旅人たちで応援しに行ったりしましたよ。本場のルチャを堪能させてもらいまして、本当に感激いたしました。(ちなみにガチムチ管理人もレスラー見習いでした。>

そんなこんなで、メキシコシティーはいい思い出(ガチムチ男子と)しかありません。結局5泊くらいしかしていませんが、本当に良かったです。

それにつけ、サンフェルナンドは、ピンポイントで日本からメキシコに遊びに来る、綺麗な日本人女性の旅行者(旅人ではない、大学生くらいの女の子、2,3人で来る感じです。)が圧倒的に多い。そういう子達と、さらっと散歩にでかけたり、何なら一緒にティオティワカンにいけちゃったりします。
エロいオヤジは昨日も行ってたのに、若い娘が "明日ティオティワカン行こうと思ってるんですよ〜もしよろしかったら一緒に行きませんか?" って言われて、
"あっそう?それじゃ俺も行こうかなぁ〜"っとか言っちゃうんですよね。

"いや、俺メキシコ好きでさ〜ティオティワカンは何回でもいけちゃうよ〜。"

やかましい事この上ないですよね。ティオティワカンは一生に一度でお腹いっぱいですよ、基本。普通何回もいけちゃう訳ないんですよ。
まぁ少しばかしの社交性を持ち合わせてはおりますから、突っ込みたい気持ちはグッと抑えましたよ。(←これも本当にあったお話です。)

本当に事実、他の旅人たちとも話をして決定したことですが、こんなに可愛い日本人が集まる日本人宿はきっとサンフェルナンドを除いて他にないと思います。
もちろん、キャバクラではないですから、女の子だけを期待して滞在しないでくださいね。
ティオティワカンへは何度通っても構いませんが。