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column

前回から語りだされた、今までノータッチであった部分のアメリカ大陸のお話です。
南米北部で足が止まってしまった私は、どのようなルートでもってNYCまで駆け抜けたのかという事を本筋に、その間の少ないエピソードを無理っくり話していこうということでしたね。
皆様も、自分であったらどのように旅をするであろうか、と妄想しながらお付き合いしていただければ幸いです。
アメリカ大陸の国と場所が分かりづらい場合も多々あると思いますから、その際はマップアプリなんかも駆使して御覧ください。

さてさて、私はカルタヘナに居たのでした。まだまだコロンビア、もうこうなったら島国に立ち寄ることは考えずにバスでゆっくりメキシコシティまで北上しようと、決意した次の瞬間にパナマ行きに陸路なんてないという現実を突きつけられたのでした。おせわになっております、をさないです。

ラテンアメリカ
<コスタリカ>

"おいおい、をさないよ。パナマにはかの有名なパナマ運河があってだな。そりゃ陸路はないの当たり前だろうよ!"

っなんていう天然ボケをかます程、私も耄碌しておりませんよ。パナマ運河に橋はかかってますからね。(アメリカ橋は1962年開通。)
実はパナマとコロンビアとの間にはジャングルが広がっていまして、そこがユネスコの世界遺産のダリエン国立公園となっているのですね。
そこには道路がないわけですよ。
結局、飛行機です。
一応、中米をバスで突っ切るという目標を立てたのですから、ココロは俄然Go to Panama。もうこの際仕方がありません。飛行機のチケット買いましたよ、もちろん。
しかしそこにはまた別の落とし穴があったわけです。

カルタヘナの空港からいざパナマにゆかんと宿を後にしたのですが、まさかその空港で新事実が発覚します。
カウンターでグランドホステスに"パナマへは出国のチケットがない、片道券での渡航はできません。"

例のやつです。情報不足でした。宿でしっかり話を聞いておけばよかったのかもしれませんが、私と同様のミスを犯していたパッカーもいましたので、よくあるのでしょうね。
特に日本人パッカーはアメリカ大陸なら北から南に旅をしますからいろいろな情報をシェアしやすいのですが、私は南から北上するというどちらかといえばレアなルートで旅をしていましたから、意外と一筋縄では行かなかったりするのですよね。
地理的には"上から下"が"下から上"に変わるだけだとお思いでしょうが、入国と出国が逆になるということは意外や意外、全然話が違ってくる場合があるんですよ。

とりあえず、"諦められなかったら、そこのインターネットができるパソコンでなんでもいいからパナマを出国するという証明ができるチケットを手に入れてくれ" と諭され、それしか手段がありませんので、時間も無い中とりあえず光速でお隣の国コスタリカの首都サンホセ行きのチケットを謎購入。(パナマシティ行き$270、パナマシティ〜サンホセ間の飛行機チケット$380の玉突き謎出費。)
まぁ、パナマ行きのチケットをドブに捨て、コロンビアから脱出できずドラッグディーラーになるよりは$380払おうと思いましたよ。
本当はそもそも目と鼻の先のパナマ行き$270ですら納得いってないのですけどね。
中米はそもそも飛行機を使う距離感ではないですから、飛行機が高い。基本国際間でもバス移動です。
そのバスがネットでは見つからなかったのだから仕方ありません。
しかもパナマシティはそもそも安宿がなくて、宿も高かったんですね。もう精神的にもぐったりでしたから、まさかパナマ運河を見に行く気力はありませんし、もちろん件の国立公園にいく体力も金銭力も私には待ち合わせていなかったので、ずっと宿にいましたよね。
高い金払っていたし、その分宿にいましたよ、ホント。

そんなこんなで何もしないでパナマでは、空港〜宿間の往復タクシー代、宿代、謎フライト代が発生。もうコスタリカで遊ぶ余裕なんてこれっぽっちも残ってないんですよね。(今考えれば空港で寝ればよかったとさえ思いますね。一応町中までは行きたかったのでしょう、当時の私は。)

本当はお金があればコスタリカは面白いらしいです。私は釣りも好きですし。
自然関係のツアーが発達していて、そういった物を楽しみたい人にはおすすめですが、お金は結構かかります。(ハワイに行って遊ぶよりはずいぶん安いでしょうが。)
中米は実際バックパッカーが楽しむ場所ではないですね。そういえば、南フランスを一人でぶらついていたときも同様の焦燥感に苛まれましたよ。またそれは別の理由でしょうかね。
洗練されたトロピカルなネイチャー体験をするのであれば俄然中米です。特にコスタリカのエコツーリズムは有名なようですよ。
野鳥探索とかも良いですよね、場所によれば意外とケツァールにも簡単に会えるみたいですよ。
とりわけピンポイントで遊びに来る感じです。
南米の旅ではこういった洗練されたトロピカルな自然を意外と見れないんですよ。行くとしてもガチのアマゾン体験ですよ。OLが言う、"マイナスイオン浴び放題のネイチャー体験。ココロの芯からリラックスして、日頃のストレスをデトックス" 的な自然からは少々遠いいのですよね。
ヤブ蚊に命狙われ、猛烈な生マイナスイオンで肌荒れ必須。左を見ればタランチュラ、右を見ればサソリの世界にはストレスしか存在しません。ストレスが無いなら、もっとアマゾンに人が住んでますよ。
それ以外は極乾のアンデスの旅がメインです。

まぁ、とりあえず私の中米は完全に出だしで謎のつまずきがありましたので、エコツーリズムなんてものはホテルのランチ3000円のような感覚ですよ。
私の旅はとりあえずメキシコシティに到着することを祈るだけのような、惰性のモノになってしまったのです。

パナマ〜サンホセ間は片道空路でサクッと入国ができました(実は内心穏やかではありませんでしたが。)そして俄然サクッとサンホセも後にしたのでした。

次はきっと中米で一番行きたくない街、ニカラグアの首都マナグア。もちろん、人が普通に生活しているわけですから、あんまり悪いことを言いたくないのですが、旅人にとってマナグアは犯罪以外に目立った特徴がない街です。犯罪を煮込んでカレーを作ったらマナグアの味がしますよ、きっと。
コスタリカが天国に見えますね。
そういえばベネズエラで日本人の旅人と出会ったのですが、その人は90年代前半に中米を旅したといっていましたよ。
紛争がある程度落ち着いていたとはいえ、まだまだ混乱が続いていたさなかの中米ですよ。
そりゃ、ベネズエラで会う日本人なんてそういう人しかいませんよね。
私にしたってよくよく考えれば、ちょっとトリッキーですよ。
友達がFacebookにブラックバスでスポーツフィッシングだ、風光明媚な渓流で綺麗なアメマスが釣れた、なんて言っているときにアマゾン川で鶏肉をエサにしてピラニア釣ってるわけですからね。

まぁ、とりあえず、残念ながら、そういった理由でマナグアでもそれと言ったこともせず一泊だけして、そく出国。

このあたりから基本、作戦は "いのちだいじに"。
それでは次回は、石を投げれば殺人者に当たると言われるホンジュラス、もうとっくにこの旅に観光という目的はなく、ラストダンジョンでセーブポイントを探すような旅になっているぞ!パーティーは無論自分一人!お楽しみに!