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column

私はこのSRCを通じて暇があれば旅について勧めてきたわけですが、ここ最近はめっきりそんな話も少なくなっておりました。
本気で文化としての"ファッション"に興味のある人はできるだけ若いうちに色々な世界をあなたの五感を通じて感じてほしいと、私もホンキで願っております。

さてさて、過去には色々な国での四方山話をここでもさせてもらいました。今回は以前に話したベネズエラで"エンジェルフォール"を見たあとのその旅の後半、大してオチのない話をダラダラさせてもらいたいと思います。少しでも読者のインスピレーション、または若者の背中を押せる程度の刺激になれば幸いです。


ラテンアメリカ

<IN カルタヘナ>

正直、南米北部〜中米〜メキシコシティまでの道中は写真の数がぐっと減っております。
それはですね、でかいカメラを首から下げていると色々と危ないんですね。(肌で感じられますし、まぁ、なんとなく皆様も私の言わんとしていることをこれからわかっていただけると思います。)
特に"私は観光者です"と言わんばかりに一人で怪しいところをブラブラしていると、場所が場所ですと金品剥ぎ取ってくださいと同義ですからね。
何なら、現地のギャングに殺されたところで自己責任ですよ。

そんなわけで、写真も少なく、あんまり無茶もしてませんし、正直疲れ切っていましたので、エピソードトークも少ないんですね。
しかしですよ、私もこのSRCをダラダラと300回以上も更新しているわけですからね、なんとかひねり出してやろうではないかとも思っているんですよ。チャレンジ精神にも似たものにつき動かされているわけですね。旅ノートも読み返しましたよ。
ずいぶん昔のことに感じますが、それではさっそくひねり出してみましょう。


ボリビア、ペルーで一つの南米でのピークを迎えたあとは、とりあえずエンジェルフォールというもう一つの目標が明確であったので、意外と旅のプランは立てやすかったものでした。実際の旅自体は俄然ハードであったのは言うまでもありませんが。

基本バックパッキングの類の旅は出たとこ勝負のその日暮らしな感覚ですから、明日あなたがどこに向かうのかもあなたの自由なわけです。
ですので、旅のプラン、そのルートと手段もその場で練らなければいけないのが常です。
エンジェルフォールから帰ってきた私は実のところ次の一歩を踏み出せずにいました。
そしてその当時私には潤沢な資金も時間もあるわけではありませんでした。 (無論今もあるわけではありませんが)
理想であれば、そのときに滞在していたカナイマという村からすぐにでも南米にサヨナラを告げたかったのですが、そうも問屋がおろしません。
ちなみにカナイマは首都のカラカス(私が滞在したワーストの街でしょうか?以前にも話しましたが、思い出したくもありません。)からも相当距離がありますから、カラカスに戻ることすら精神的にも体力的にも辛いわけです。
本当はすぐにでも飛行機でジャマイカ、キューバにでも行きたかったのですが、そう簡単に国際便が小さな地方都市からとんでもいなければ、それでなくてもベネズエラは極端な話、陸の孤島のような国ですから、私がコロンビアにいるときも国交断絶なのでバスが走らないとか色々なニュースが交錯しておりました。
ですから、カラカスから国際便の飛行機を使おうにもそんな言うほど簡単な話ではないのです。
いや、あるにはあるんですが、なぜかすごく高くてまず旅人が使うような設定金額ではなかったんですね(今ではどうでしょうかね?)。
ベネズエラは為替のレートもおかしくてですね、クレジットカードの使用、銀行でのカードによるキャッシングまたは現金の両替が旅人の間ではご法度になっているくらいなのです。
そういう表ではなく、安宿の店主であったり、個人でやってるような旅行代理店の店主とかに交渉して"USドル"で現地のお金に両替するのです。その時は事前に裏でのレートを頭に入れておかなくては交渉できませんから、コロンビアでそのへんは要チェックです。
まぁ、そんな場所ですから調べども調べども乗れる飛行機なんかないんですね。
本当は飛びたかったのですがね。
とりあえずゴールはNYCに設定していましたから、あとはそこにどのように行くかなんですね。
もう一度いいますが時間も、お金も相当タイトです。
欲を言えばできる限り早くゴールしてしまいたいくらいですよ。旅の最終目的であったエンジェルフォールも見てしまいましたしね。
もうこの際、陸路で制覇したいとかいうパッカー独特の"粋"というか、そんな気持ちなんか微塵も残っていませんので、カンクン(メキシコ、ユカタン半島先のリゾート地)までサクッと飛行機で行って、キューバ、ジャマイカを旅してNYCに向かうのが私の中でのベストでした。
しかしカンクンのリゾートでゆっくりしてから、キューバ、ジャマイカという"濃い"国をサクっと過ぎるにはもったいなさすぎますし、時間もお金も足りませんでした。
しかし、とりあえずベネズエラに居ては何もできないのは明白ですからコロンビアのカリブ海の街カルタヘナにバスで向かうことにしました。カナイマからカルタヘナへの移動はそれだけで余裕で2日以上を消費しますし、旅のルートとしては戻っている訳ですから、精神的にも疲れてしまいます。
しかもそれにつけて、その後の明確なルートもできていないわけです。
そして、はっきりしたことはキューバ、ジャマイカには簡単には安く行けないということ。(今では国交の関係もあり見つかるのかもしれませんが、)唯一安く行ける方法がメキシコのカンクンの代理店で飛行機のチケットを買うことだったのですが、まずカンクンまでが遠いい、そしてそのカンクン行きの飛行機も高い。
とりあえずカンクンに行くにしてもメキシコシティに着いてみて、時間と資金を考え直してみようと思いたったのが、コロンビアはカルタヘナ。
このときは気づいていませんが、実際はメキシコシティー〜カンクン間は1600km以上も離れているわけでして、札幌〜岡山間をバスでさらっと移動しようと思っていたわけですね。私の残りのスケジュールでは無理ですよ。
南米を旅しているとそのへんの距離感は狂ってきますから、バスの移動で20時間以内であればさほど遠くないと思ってしまうくらいにはなりますけどね。
カンクンからキューバというアイディアは漠然と初期から旅のプランのうちだったのですが、徐々にリアリティーが薄れ、カルタヘナのビーチでビキニのデカイ尻を眺めていると、もうキューバとか社会主義とかどうでもいいとさえ思えてくるではありませんか。
もうこの際カンクンに行くことすら億劫になってくる始末です。
難しいことを考えず、欲もはらず、ゆっくりと陸路でメキシコシティまで行って、そこからサクッとNYCまで飛べばいいじゃない、とビキニたちは言っているようにも思いました。別に気持ちが良くなるお薬を摂取していたわけではありませんが、そんな事を言われている気は確かにしました。否、お尻たちはたしかに私にそうつぶやいたのでした。
しかしその後、すぐに気付かされるのでした、パナマは地図上では陸続きであるが、実際陸路で入国ができないことに。。。