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column

やはりテーラーリングの本のことを話すのであればT&Cから始めといてよかった気がいまさらながらしております。
ここを押さておけば、他の本を話すときにもわかりやすくなる気もしたりしています。
気になって、古本屋やウェブを探してみた方もおられますか?
週間の一冊を手に入れるのも意外と苦労するかと思います。手に入れれたときはその分ひとしおですよ。

お世話になっております、をさないです。

前回はずいぶんと斬新な帰結だったのですが、今回はしっかりまとめていきたいと思っております。
基本SRCは指で書いておりますから、どうなるかは終わってみないと自分でもわからない仕様です。
前回なんかは終わったあとに自分でもげっそりしてしまいましたよ、ホント。

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テーラーリングの本といえど、さすがは一応ファッション誌です。19世紀後半〜エドワーディアンといえばガソリン車の発達が目まぐるしかった時代です。
2010年代からのスマートフォン的な感覚だったのでしょうかねぇ〜
年表的なことを言えば1902年当時にキャデラック社がアメリカで設立、1908年の英国ではロールスロイス社が生まれるわけですからね。

モーターサイクルガーメントは今でもよく聞くのですが、モーターカーガーメントだというところに注視してもらいたいですよね。
モーターサイクルの発達も同時期だったとは思います。ハーレーダヴィッドソン社の設立が1903年ですし、要は本当にそういった時代だったのですよね。
テーラーリングの良書が多く生まれ、今でも現役バリバリの車、バイクの会社が設立しだした時代ですよ。
現在の男性のコアな部分はこのときに生まれたような気さえしますね。

こういった時を経て、飛行機が活躍したのがWW1に入ってからです。
この前ニュースにもなったRAF(ロイヤルエアフォース)の設立から100周年。要はWW1期に設立しているのですよね。こう見てみますと頭の中で色々つながってきますよね。
それにしても日清戦争から20年しか立っていないWW1ですが、戦況はもう全く別物だったのでしょうね。飛行機があるとなしでは戦い方がまるで違いますよ。
今現在から20年前と言ったら、TKですか?
テツヤコムロこと小室哲哉さんですよね? つい最近のことのようです。
20年間という時の長さはTKサウンドを街なかで聞かなくなったくらいなものですよ、現代では。
100年前の20年間では飛行機がバンバン爆弾落とすようになるくらいの時代差があるんですから、いや〜日本は平和ですよ。
まぁ、ずっとラーメン戦国時代であるのは変わらないようですけどね。
今の侍は頭にねじりハチマキして、朝早く起きてスープ作ってるって話ですよ。


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そして、100年前といえばこれでしょうか?

針と糸は変わりませんが、圧倒的に違うものがアイロンでしょう。

ハサミも俄然変わりませんよ。なんだかんだ言っても、まだまだロマンが残っている業界ですよね。

アンティークマーケットなどでもよく目にするあの剥き出しの鉄のアイロンですよ笑。
あれをこの写真の下に見えるストーブにセットしておくんですね。夏暑いですよ〜

右下のストーブは10個のアイロンをセットできるような大型の本格的なインダストリアルタイプのもののようです。
私も実際に生で拝見したことありません。本当に夏場の室内環境が気になるところです。



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すごいかわいいロゴだったので、ご紹介いたします笑
ヴァージルがサンプリングする前にご笑覧ください。
猫が糸にじゃれてるんだから、そりゃマーケットでみつけれれば買うでしょうね。


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このコラムはしっかり読めば非常に興味深かいのですが、そんな時間はないのでさらっと説明いたします。とりわけロンドンのテーラーリング・トレードに従事している人数やらなにやらを考察しているものです。

いやはや、100年前から、実際はこの業界には女性がたくさんいるんだよということが書いてあります。女性の方が多かったのですね。
もちろん、店頭に立っていない縫い子のような人たちが多いのは仕方ないでしょうが、結構驚きのリサーチ力です。
1891年から1901年の10年間で女性のワーカーが2万人から4万人に倍にも増えているのに比べ男性では8千人しか増えていないという事実がありますが、時代背景を考えると男性をこの業界に引っ張って来づらいから仕方がないという話も書かれてありますね。
そうですね、男性は軍人になるべき時代でしょうね。だいたい8万人がこのテーラーリング業界にいたようです。

10歳以上から数えているみたいですけど、年齢別のチャートもあります。きっともっと若いのもいたでしょうね笑。
それにしても10歳からでも働く時代ですよ。

さてさて、しびれてしまったのが、この最後のチャート。

これはロンドンのテーラーリング・トレードに従事していた外国人の数とその出身国の表。
だいたい1万6千人の外国人労働者がいた模様です。圧倒的に男性が多いみたいですけど、そのうち6千人以上がロシア人だったというのは驚きですね。漠然と東ヨーロッパが多いのかと思っていました。ポーランド、ドイツからも多いですね。これはテーラーリングを勉強したいどうのこうのという意識の高い現代的な的な理由ではなく、政治的な理由でしょうね。
この辺の歴史は各々気になったらヨーロッパの近代史を自習してください。複雑なので私も殆ど覚えておりません。一応昔は世界史を先行なんかもしていましたし、ヨーロッパのこういった歴史は好きだったのですが、高校で学ぶモチベーションの大学受験世界史ではだめですね結局。全く覚えておりません。

よくよく考えてもみてくださいイギリス、フランス、ドイツ、オーストリア、ロシアのギラついた列強国が地球上の小さいスペースに密集しているのだから穏やかじゃないですよ。
ポーランドって本当に可愛そうですよ。もう生きた心地しないですよね。
機会があれば19世紀からWW2の終わりまでのヨーロッパをざっくり勉強してみてください。
今の日本がどれほど幸せなのかがわかりますよね。
いや、今の日本のうだるような暑さを鑑みるとナポレオンに怯えながらゴミのようなパンで飢えを凌ぐ生活のほうが楽かもしれません。

いやいや、そんなことに注視してもらいたいわけじゃないんですよ。
よく見てください。

日本人の男性が一人いるんですよ。当時のロンドンのテーラーリング業界に。

痺れますよね。

100年以上前に日本人の男性が一人で腕を磨いていたんですよ。
政治的な理由というより、この場合は留学というべきでしょうか?きっとそうでしょう。好奇心からであること願います。(スパイであるという可能性が何%あるのかは皆様でご考察ください。)
どれくらいロンドンで生活していたかはわかりませんが、どういった方なのでしょうかね?
どこで就業し、日本に帰ってから自分のお店は開いたのでしょうか?
それともそのままロンドンに残っていたのでしょうか?
時代背景も鑑みますと本当にガチのスパイでしょうか?

いやはや、私はジャーナリストではないですから、こういった興味を突き詰めることができる時間を持ち合わせてはいないのが悔やまれます。

とりわけ、この人はロンドンでテーラーリングを勉強した最初の日本人だったのでしょうか?
もし違うのであれば、最初の人はだれだったのでしょうか?
伊藤博文のイギリス留学が1863年ですからね。それから、40年程度で日本から何人テーラーリングをロンドンで学べるでしょうか?
まぁ、20年で飛行機が爆弾落とす時代になるわけですし、この40年間は結構長いと言えなくもないですかね?
もしも興味のある方がNHKさんあたりにいたら調べてみてくれませんかね??
まさか、一本のTV番組になってくれたりしたら、、、

ほんと、ドキドキしちゃいますね。