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column

お世話になっております、をさないです。

なにやら、日本はずいぶん暖かくなっているみたいですね。
ですけれども、まだまだ終わっておりません、オーヴァーコートの例のやつです。
今回はもしかすると、これまで私が紹介してきた中で一番古いものかもしれません。
もちろん、やたらめったら古いものをとりあえず集めているわけではありませんので、あくまで私の守備範囲内ではございます。

このコートとの出会いは実はebayです。長い間ebayの海を漂流していたものを私がサルベージした物です。
出品者の出品の仕方もアレでしたし、状態もそこまで良くなかったですし、私も正直ずっとスルーしていました。しかしガクッと値段が下がって投げ売りされたので、それなら私が引き取りましょうか、っとなりました。

手に取って直に見たり触れたり、または袖を通してみたりしますと、意外や意外、そんな投げ売りされるようなものじゃないじゃないか、などと思ったりもしたものです。
状態が状態ですから、フォーマルなパーティーとかには着ていけませんけど、そもそもフォーマルなパーティーに呼ばれませんし、そういう機会でなければ、普通に今でも外に着て出かけられてしまうものです。

まぁ、そんなコートです。

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ぱっと見でも明らかに時代感がありますよね。
ディテール一つ一つを見れば、明らかですし、カッティングにも時代感が見て取れます。
しかし遠目から見ればこういったスタイルのコートは今でも全然流通しているコートなのですから、この当時のイギリスのコートがどれほど完成度の高い物だったのかが分かりますよね。
次の回にタグの写真をお見せ致しますが、製造年が例のごとく読み取れなくなってしまっております。しかしざっくりと言いまして、19世紀後半のコートと判明しております。
皆様の見立てでもそのくらいの年代と言ったくらいでしょうか?

何度も言っておりますが、私がポケットを見ましょう、っと口を酸っぱくして言っている理由も何となく分かってもらえましたか?
もうポケットの作りが全然違うのが分かると思います。
一応言っておきますが、これはSavile Rowのハンドテーラードガーメントです。しかし世紀をまたぐとここまで違うのですよね。
ボタンホールのかがりも今と比べ随分荒いですよね。


>>>つづく