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column

まだまだコートについては終わってなかったのですよね。
"20世紀傑作コート10選"の項に戻って参りました。
残るコートもあと少し、と言ったところですね。
今回を合わせ後2着といった感じですよ。10選に入っていないコートはまだあるので、そういったモノの紹介も今まで通り継続して行ければと思います。
最初の一着から随分と時間が空いていますから、最後の一着の際に簡単にまとめる予定です。
まぁ、その最後の一着につきましては、いつ書くのかは無論お天道様のみぞ知る所ではありますから、気長にお待ちください。

そんなこんなで、今回の一着はタイトルからも分かるとおり、"ゴム引きコート"。
雨の多いイギリスならではのコートと言いますかね。
もろに20世紀代のコートといった印象です。

ゴム引きのコートと言ったらMackintoshが有名ですが、これがまたややこしい。この言葉がすべて頭の中で整理されている人は果たしてプロの中でもいるのでしょうか?
私も含め、それくらい曖昧に理解しているモノだと思います。
色々な意味でややこしいのです。その上ビジネス的にも少々ややこしくなっていますから、もうどうしようもない。
一応、ゴム引きのコートを語るときにMackintoshを外せませんから、その辺をクリアにできればいいのですが、今回はあえて、"Mackintoshのこの一着が良いです!"、とかそういった言い方は避けたいと思います。全体的にゴム引きのコートと漠然と言ってしまいたいと思います。強いて言えば今回の10選の中に入れたい一着は "ゴム引きマッキントッシュ" ですかね。
一応、私が使用している気に入っている一着もお伝えする予定です。

サルト_ゴム引きコート

まず、チャールズ・マッキントッシュさんという方がいたわけでして、その人の考案したウェザープルーフのマテリアルで作られたコートがそのままマッキントッシュと呼ばれるようになった、という蘊蓄を抑えている方は多いでしょう。
その人について深く知りたい人は各々しらべてみてくださいね。有名な方ですから簡単に調べはつくと思います。

要はマッキントッシュはスコットランド由来の姓であり、(以前にMacがつく名前はスコットランド由来であると言う話もしたと思います。)そのまま、レインコートを指す名前でもあるということなんです。

特にイギリスでは薄手のコートは"マック"(マッキントッシュの略称)と呼んでしまう傾向がありますから、大体のコートがマッキントッシュになってしまいます。
上に羽織るモノはイギリスでは冬に着る本格的なオーヴァーコート以外は別にPVCであったり、ビニール、ナイロンでなくてもすべてレインコートですから(さすが雨の国です)、レインコート=マッキントッシュとなるのですね。
この感覚でいけば、もちろん "それではトレンチコートもイギリスではマックで良いのか?" となりますよね。もちろん、すべて"マック"でも結構です。
実際にそう使う方は多いです。

そして、Mackintoshというブランド(コートのお話をしましょうね)があるわけですよね。
今皆様がイメージしてるのはスコットランドのあのゴム引きのブランドですが、実際アメリカにもMackintoshという洋服ブランドがあったようですよ。名前をそのままブランドにすることは多いですから、被ることもあるでしょう。(今はもう無いと思います。あったらすみませんが中古市場でしか見たこと無いものですから。)
そして、スコットランドのブランド、Mackintoshは昔Macintosh(Kが無い方)だったのだから大変ですよね。
チャールズ・マッキントッシュさんはCharles Macintoshさん(1766〜1843年)だったわけでして、その昔はコートもMacintoshがそもそもオリジナルだったようです。
(日本でも名前が同じでも感じが違う場合が多いのと同様に、マッキントッシュさんも、Mackintosh、Macintosh、 McIntosh、などスペルが違う場合も多いですし、とある辞書では、件のチャールズ・マッキントッシュさんをMackintoshさんにしているものもあるくらいです。)


サルト_ゴム引きコート



そして、その後、CHAS.MACINTOSH&COがありましたし、CHAS.MACINTOSH&CO.,LTC.の時もあったようです。
そして過去にはChas.Macintoshというブランドがあったり、そのまま、Macintoshと言うブランドでの服もあったようです。
双方ともにEst1824と正統の系譜を謳っていたようですがどのような会社がやっていたブランドかはわかりません。


サルト_ゴム引きコート


サルト_ゴム引きコート


詳しい期間はわかりませんがTraditional Weatherwear LTDが オーナーだったりしましたから、もしかしたら、Traditional Weatherwear発信のブランドだったのかもしれません。
それが今のMac"k"intoshにつながるという話です。

>>>>>つづく