NEWS【サルト神宮前 営業時間変更のお知らせ】営業時間を次の通りに変更いたしました。営業時間 11:00 ~ 20:00 / 定休日:無

SARTO

  • サルト_instagram
  • サルト_facebook

column

もう十年以上前の話になるのですね〜
昔、ミドル3と言うテレビ番組がありまして、きっと火がついたのはその番組からだったのでしょう。(知らない人はYoutube等で探してみてください。おもしろかったですよ。)
その後、くりぃむさんのANNなどでもさんざんこすり倒し、気づけば上田さんの持ちギャグのようになってしまいました。

"マックミランだからねぇ。"

(その派生系で、"ラム革だからねぇ。" や "ポロだからねぇ"がある。しかしそのポロの帽子に関しては完全に偽物だった節がある。)

一部の深夜リスナー達の伝説になったブランド、"マックミラン"。
逆におしゃれなショップの店員には全くバズっていないブランド、"マックミラン"
いったいそれは何だったのであろうか?

おしゃれに疲れた、ファッション廃人達の終着駅、今♯ファッションで一番じめじめしているコンテンツSRCを書いております、お世話になっております、をさないです。

サルト_マックミラン


さてさて、実は私、その伝説の"マックミラン"まで所有しているのですから、自分でも驚いてしまいます。
"実は、をさないはファッション業界の影を食べて生きている妖怪だ。"という噂まで流れているとか、流れていないとか。
いや生きているようで、実は死んでいる、とか、違う死んでいるように生きているのだ、とか。はたまた、ネット上の0と1が生んだ、自我を持ったもっとも電気に近い悪魔だ、とか。
噂はつきないようです。

まぁ、この際私が存在していようが、いまいがどうでも良いではありませんか。
とりあえず、私とその件のマックミランの出会いから話してみましょう。

実はマックミランとの出会いはフィレンツェでした。

前にも言ったのですが、フィレンツェには一ヶ月ほどいましたから、その時に随分ヴィンテージショップを探した物です。無論マックミランを探していたわけではありません。
詳しくは覚えていませんが多分6〜8店舗くらいはあったでしょうか?現地の日本人でも知らない人がいるようなお店もありました。
その後何年後かに訪れたときに、その中の何件かは無くなっていました。もしくは場所を忘れていてたどり着けなかった節もあります。

フィレンツェには意外とヴィンテージショップがありました。
中には、ショップというより倉庫っぽいものもあって、イタリアで作っていたライセンス物と思われる70sのリーバイスがデットストックで沢山あったりもしたのですがね。今では無いですかね。

私は珍しいイタリア物を探していたのですが、どこにいっても出てくるのはアメリカ物やフランス、イギリス物だったりしました。
意外と良質なアメリカ物が良心的な価格で見つかりましたが、あまりイタリア物は出てこなかった印象です。

そんなときの偶然の出会いだったのです。


サルト_マックミラン

サルト_マックミラン

サルト_マックミラン


随分古いアメリカンセーター。
30s〜40sと言った感じでしょうか?
この辺のプロではないので、ざっくりとした印象です。
これが本当に上田さんのマックミランと同じ物かは分かりませんが、きっと他のマクミランが調べても出てこないところをみると同じブランドだと思います。
正確には上田さんが持っていたのはケミカルウォッシュのジーンズだったそうで、これとは違うアイテムなのですが、マックミランはアメリカのカジュアル着のブランドだったのだと想像できます。

サルト_マックミラン


この辺の1909年の広告を見ても分かりますが、Vネックが特徴的なのわかりますか?
もうレプリカ以外ではこのVネックはないでしょう。50sくらいまででこのタイプは見たことあります。
ブレザーやツイードジャケット、雰囲気のあるスポーティな物と合わせたいですよね。

デイティングもそうですが、毎回お馴染みのボキャブラリーにつきましても、アメリカ英語は専門外と言いますか、それじゃイギリス英語の専門家か?と言われれば、日本人がちょこっとイギリスで生活しています程度の英語しかしらないので、偉いことは言えないのですが、、、

この"セーター"はこう発音してもきっとアメリカでは通じないでしょう。
まずセーターってちょっと古いカタカナ英語ですよね、きっと。
皆さんが使うスウェット(Sweat、例のコットンの奴です。汗のSweatと同じです。汗をかくための物という意味合いがあります。ウールにせよ、コットンにせよ。)にerがついた物がそもそも"セーター"ですから、随分攻めたカタカナ表記だと思います。
きっと、このセーターって響きはダセェなってことで代等してきたのが "ニット"(オシャレな人ほど後ろにアクセントが来ます。)
この辺は説明する必要は無いでしょう。英語でKnitは基本的には動詞で使われますから、海外にでたらその使い方如何であなたの英語力がバレてしまう、危ない奴です。
それを知らずにピッティ辺りで、その辺の外人と会話をしていて" アイ ラブ ニット!"とか言ってしまうと、"(あぁこの人はI love knittingと言っているんだな。趣味が編み物のゲイの方なんだろう)ちょっとこっち来いよハート。" となりますから、気をつけてください。

イギリス英語ではこの辺のボキャブラリーは非常に簡単です。
セーターもスウェットも全部 "ジャンパー"で通じます。ヨーロッパでも通じます。
カタカナ発音の"ジャンパー"そのままで通じますから、余計なこと言わなくて結構です。
前にも話したと思いますが、イギリスでは"ジャンパー"は例のバラクータ的なジャケットの事ではありません。
その日本のジャンパー、ショート丈のジャケットはイギリスではボンバージャケット(正確な発音だとボマージャケット。日本ではボンバー、ボマーの両方共正解となっているようです。)になります。
Jumperはアメリカ英語だとPulloverになるのでしょうか?イギリス同様きっと全部プルオーヴァーと言っておけば良いのではないかと思いますが、あくまで推測の域を出ませんのであしからず。
日本人にとってPulloverは意外と発音できないと思いますよ。LとVがついちゃってますからね。
イギリスではカタカナのジャンパーで通じちゃうわけですし、Knitを形容詞化させてうんぬんかんぬんする必要も無いわけです。

まぁ、詳しく説明したい場合はWoolly jumper であったりHand kitted jumperということもできます。コットンのスウェットもSweat shirtでそう伝わりますが、何度も言うとおり、すべて "ジャンパー"でOKですから、難しく考えないでください。

だから是非、イギリスでこのセーターを着ている人を見かけたら、"良いジャンパー着てますね。" と声をかけてください。
"マックミランだからねぇ" と返ってきたら、それ私です。