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SARTO

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column

今回は小出しにしております、例の企画で行きたいと思っております、お世話になっております、をさないです。

"20世紀傑作コート10選"

随分小出しにしているために忘れている方も多いかもしれませんし、またはそんな話聞いたこともないという方ももちろんおられるでしょう。
そういった方の為にいちいち遡ってもいられませんので、元気と時間があれば是非過去ログの方の閲覧もよろしくお願い致します。
すべてが出そろえば、いったんまとめるのも良いかもしれません、今回が7着目ですか?
一着目が登場してから、何年がたったのでしょうか?
はじめっから10着手元にそろっているのだから、さっさとすべて晒せと言う短気な方、おられると思います。
まぁ、そう結果ばかり求めずに、ゆっくりいきたいではありませんか?
そうカリカリなさらずに行きましょう、現代の日本人の悪い癖ですよ。

とまぁ、このように話していると、長いことつきあってくれている服狂人のお友達の方々は、"こいつ冒頭を適当に埋めにかかってるな。" と想像もつくことでしょうが、その通りでございます。

ありがとうございます。お世話になっております、をさないです。

あいさつ2回目です。
きっと一度の文章で2回あいさつしたのは今回が初めてでございます。

こんな事やっていないで、さっさと行きましょう。そろそろ、実際に"カリカリ"
という音まで聞こえてきそうです。イギリスまで時差にして9時間あるのにです。

とまぁそんなこんなでイギリスに住んでおります私から、今回のコートはこちらです。

サルト_コールドウェザーパーカ

サルト_コールドウェザーパーカ

これは知る人ぞ知る名作パーカ。
有名なアイテムですが、知らない方もおられるでしょう。本国イギリスでもそう簡単にお目に掛かりませんからね。

タグにアイテム名が無いのですが、Extreme Cold Weather Parka、であったりRAF Ventile Parka、とよばれる物です。

これがコートなのか? と言われればコートでしょう。
今我々がParkaと認識している物はHooded Coatとも呼ばれていました。一般では今のミリタリーパーカが圧倒的に広まったのは50年代の韓国戦争あたりからという認識です。
もちろんそれ以前にもParkaはありましたし、語源で言えば18世紀のロシアの方言から来ているようですから、古い言葉のようです。

第二次世界大戦ではあまり活躍しなかったようですが、韓国の冬を想定したより実践的なコートととして40年代後半〜50年あたりからずいぶんとパーカは発展したようです。

そしてその韓国戦争後民間に流れ、安いし暖かいし、なんか格好良いということでイギリスの若者達の間で60年代に流行したのでした。
有名なのがモッズと呼ばれる若者達ですね。
Quadropheniaのジミーが来ていたM-1951なんかに憧れた物です。
この50sのオリジナルM-51はフィッシュテールパーカと呼ばれるように、51年生まれの後ろがだらりと長いデザイン、まぁ、この辺は説明が不要でしょう。
値段もこなれていますから比較的簡単に手に入ると思います。
ちょっとしたコレクターであれば、フィッシュテールパーカであればやはりM-48が欲しいところでしょうか?
一節によりますと、このM-48はこだわりすぎて生産コストが高くなりすぎたため多く製造できず、すぐにM-51の規格での製造にシフトチェンジしたと言われるため、m-48はm-51にくらべ質も高く、玉数も少ないUSパーカの名作と呼ばれております。

これの対になる韓国戦争用にイギリスで作られたのはミドルパーカと呼ばれます。

サルト_コールドウェザーパーカ

<日本でも有名なInvertere社が作ったミドルパーカ>

そして、N-3B。これもお馴染みのパーカですね。
Extreme Cold Weather parkaといえばN-3Bの名前が真っ先に浮かぶかもしれません。
エディバウアー社製B-9 Parka もエクストリームコールドウェザー用と言っても良いですけど、N-3Bの方が有名でしょうか。
そういった数ある名作USパーカの影に隠れ、そこまで有名ではないUKパーカ、それが今回のRAFのヴェンタイルパーカ。

ちなみにRAFはおなじみロイヤル・エアー・フォース。ラフとは呼びません。"アーエーエフ"くらいな感じの発音になります。
Parkaも大丈夫ですよね。"パーカ(ー)"ですよ。
後ろにアクセントは来ませんから、お気を付けください。

最近は日本でもパーカー(あのみんなが想像するスウェットの"パーカー"です。)のことは英語圏にならい "フーディ"とアンテナの感度が高い人は呼ぶみたいですね。(いちよう今のところこのアイテムを指すHoodieまたはHoodyはスラング扱いのようです。まぁ、すぐに辞書入りするとは思います。)
厳密に発音すれば "フ(−)ディ"なのですがHoodがフードとカタカナ表記されてしまうため仕方が無いかもしれませんね。

ここらへん大変ですよね。海外で話すことが無ければカタカナのままで良いのですが、英語を使わなくてはならない業界の人達はカタカナから脱却しなければ、本当に格好つけたいところでダサくなってしまいますから、気をつけたい物です。
ファッション業界はどうしてもカタカナ語彙が多いですから、より大変なのです。

日本人同士では、敢えてカタカナ語を使い、本当の発音はしない方が良いでしょう、後ろでクスクス笑われるかもしれませんからねぇ。
中学校の英語の授業でなぜかやたらとRの発音が良い奴みたいな扱いを受けてはたまりませんから、その辺はカタカナ がクールでしょう。
しかし、海外のクライアントが相手の時は本当の発音で行く。周りの人が、お、此奴やるな、っと思うかもしれません。

英語ではRとL、SとTH、BとVの違いはまず抑えておきたい最初の3つですが、実は落とし穴が、上の"FとH"の違いだったりします。(全部しっかり違いを把握していますか?英会話の授業では初級の初ですよ。)
FとHは上の3つ以上に間違えると通じない物なんですね。
ヴェンタイルがベンタイルでもファッション業界人であれば通じるでしょうが、FoodとHoodの区別がつかないとまず理解してもらえませんからね。

私も初めのころは、Footballが全然通じなくて、イギリスにサッカーは無いのかと疑った物でした。もちろん私のFの発音が悪かっただけなのですがね。

あまりファッションの話してないですよね?
どんどんSRCはファッションボキャブラリーの勉強部屋と化している気もしないでもありません。