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SARTO

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column

長く続いてきましたイングリッシュコスチュームの回も今回で最後でございます。
楽しんでもらえましたでしょうか?
これだけ、見てもらえれば皆様ももうこの手のエキスパートといった具合でしょう。
お世話になっております、をさないです。

ちなみに私はコスチュームのエキスパートでも何でもありませんから、お気を付けください。

でしから、私の文章を卒論の参考にはしないでくださいよ。自分でしっかり文献を探してそちらを参照ください。

それではサクサク参りましょう


サルト_ガゼット

イギリス野鳥の会会員ですね。両方ともスカート付きの上着のようです。
冗談を冗談と分からない人にはネットは難しいですからお気を付けください。


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結構ハードコアなハンティングアウトフィットですね。
ここまで凝った作りではありませんでしたが、一度ライフル用のレザーパッチ付きでバックサイにアクションプリーツがついたハンティングジャケットのオーダーはありました。
イギリスと言えどリアルでレザーゲートルを着用した人にはまだあったことはございません。東京にちょんまげの侍がいないのと同様です。


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これまたお洒落ですよ。
左は4ボタン、4フラップジャケットにトラウザーズはクロップド丈です。
そして涼しい顔してますよねぇ。
かっこいいです。
右の人もよく見れば、トラウザーズではなく、ブリーチズに同素材のゲートルでしょうか?
時代が時代ですけども一応ファッション雑誌のようなものですから、本当にこういった攻めたファッションの人がストリートを歩いていたかは分かりませんよ。
日本だってそうでしょう。

最近のサンローランが発端なのでしょうか?
"ヒールブーツ" なる物が巷に現れてから久しいと思うのですが、ヒールのないブーツなんてあるのだろうか?と思ったのは私だけでは無いと思うのですが、みなさまはどうだったでしょうか? いやいやクレープソールとかのブーツには無いしなぁなんて考えたりもしました。
サンローランのものは完全にユニセックス的アプローチのハイヒールブーツですが、ヒールの高いブーツはそもそもメンズには何百年も昔からあった訳ですよね。
現在でも、カウボーイブーツのヒールは高いですし、今ではちょっと高めものはキューバンヒールと一緒くたに呼んでしまうこともあります。ウエスコ、ホワイツに代表されるアメリカ物のワークブーツでも高いヒールはよく見られますよね。
イギリスでもビートルブーツがありました。
今、サラッと考えるだけでもヒールの高いブーツなんていくらでも出てきますが、今またここに来て "ヒールブーツ" 。
ハイヒールでなくとも革靴にはヒールリフトが普通は付いていますからねぇ。
まぁ、この辺りは他に任せて、次に行きましょう。





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また同じ感じのものに戻って参りました。
フロントルックはフロックコートのようなスカート付きのディテールですけど、後ろ姿はチェスターコートのような2枚バックというパターンです。
ラペルの見返しも切り替えのない一枚ですから、意外と見落としがちな攻めたディテールです。
よくみれば、左の人のフロントパネルに水平に入ったシームが見えますね。
フロックコートとチェスターコートのフュージョンしたものです。
前に一度、このパターンを見たことがあったはずですから。
まぁ、私の記憶も大概あやふやですから。



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上の逆ですね。 プレーンフロントに後ろがボディーコートのパターンでしょうか?
こういうのが好きな方もいるのでしょうね。
スカート付きのピースバックは華やかですけどものすごくフォーマルに見えますから、そういった物が好きな方もいるのかもしれません。
我々がパッと思いつくようなアイディアはだいたい過去にすでに存在しているパターンが多いですから、本当に新しいことをゼロからやるという事は難しい物だとおもいます。


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これらは完全に飽きてしまったパターンの奴ですね。
今度レッドコートについては別に時間を作るつもりです。非常に手の込んだコートです。
きっと私の知る限り、テーラードガーメントで一番手の込んだコートがこのタイプのコートです。
某有名サヴィルロウテーラーで作られた20世紀中盤に作られたものと、アンティークの物が手元にありますから、じっくりと作り込みを確認していきたいと思っています。
50年代、60年代辺りでもよく見られた、アウトブレストのフラップポケットですが、残念ながら私の手元には100年以上前の現物はありません。見つけたことも今のところありませんが、けっこうこのイラストでは描写されているみたいですね。いまは逆に全然見られなくなりましたね。


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ベルト付きのオーヴァーコートですよ。
しかもベルトのフロントにボタンがついてあるようです。ノーフォークジャケットなどに見られるタイプに似ているかもしれませんね。
脛も半分くらい隠れるレングスです。完全なフルレングスコートですね。
女性のコートなんて踝が隠れる長さですよ。
ルンバいらずですね。
もうルンバ使ってる家庭もないですかね?


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インドアですね。随分絞ったハーフベルト。パッと見ではガウンのようなオーヴァーガーメントのようです。
右の人をよく見てみればわかるのですが、これはきっとフレミングのお話しをしているのだと思います。
フレミングさん(英国)の有名な左手の法則は19世紀の後半に誕生したらしいですから、もしかしたら、このイラストの時期はイギリスで"フレミング" が丁度トレンドワードだったのかもしれません。
彼は右手でやっていますが、実はフレミングには右手の法則もありますから、さすがはイギリス人ですね。
間違っても、パチンコでボーナス全部逝かれたっと言う日本の田舎でありがちな悲惨な話ではないと思います。
顔は随分シリアスですが。



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最後はこんな感じですので、もう何も話すことは残っておりませんし、たいしておもしろいイマジネーションも生まれてきません。
残念ですが、まったく良いオチも浮かんできません。

何となくですが、最後の写真は "さようなら" という雰囲気をまとった物ですから、こちらとしては助かりました。

さぁ、こんな感じでヴィンテージよりももう一つ突っ込んだコスチュームを見て参りました。

実はいままで出し渋っていたアンティークガーメントが何着かありますから、そういった実物も今後はご紹介致したいと思いますので、お楽しみください。