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column

ダブルのオーヴァーコートならまだしも、スーツとなると少々普段着にするには難しいとお思いの方も多いかもしれません。
そうですね。少々貫禄が出過ぎてしまう、またはやはりお堅い感じもありますよね。
日本のお葬式だと年配の方の喪服はだいたいダブルだったりしますし、そういったイメージもあるかもしれません。普通のビジネスでは結局シングルを着ておくのが無難なのでしょう。
服装が比較的ゆるい職場であれば、ジャケパンの上をサラッとダブルにしてみるという変化は意外と簡単にできると思いますし、さほど難しくないチャレンジかもしれません。
まさか、すでにDemob Suitsで出勤したという強者は居ないでしょうね?ちょっとした一服で葉巻を吸ってしまうくらいの雰囲気が出てしまいますから、そんなあなたは管理職クラスであること願っております。

お世話になっております、をさないです。

さて、前回からの続きとなります。

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ブラウンは結構レアだと思います。こういったスーツでブラウンは相当目立つことでしょう。
先ず着ている人はいないでしょうね。ダブルでブラウンのスーツですよ。会社にこのスーツを着ていけるような人は面接時に尊敬する人はチェ・ゲバラです、という人くらいでしょう。
どうしても目立ちたい人、人とは違うことをしたいという人はある一定数いますし、人間の多様性という意味では、そういう人は世界に確実に必要ですからね。
革命家を受け入れる体制の整った会社があるならばそれも良しでしょう。

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これらは両方とも4つボタンで下一つ掛け。こういった4つボタンは基本ボタンホールは下の列にしか開いてないパターンが多いと思います。
着丈も短めというバランス的な理由もあるかもしれません。
このSRCでもお馴染みプリンスことエドワード8世のダブルと言えば、4つボタンの下一つを思い出す人も多いかもしれません。
それもそのはず、40S後半のイギリスを代表するスタイルがこういったモデルなのですから。

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ラペルの表情が少々違いますよね。ブランドが違うんです。ブラウンの方が少々剣先が長めでシャープな印象ですね。やっぱりブラウンの方が少々攻めてる感は強いですね。

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こっちはヘップワース。

好きな人は聞いたことくらいはあると思います。 昔のハーディ・エイミスのスーツを作っていたのはヘップワースです。
このヘップワースは当時もっともイギリスで大きかった既成スーツのマニュファクチャラーでして、1963年にハーディ・エイミスの既成スーツ部門を買収したのが理由で、当時のハーディ・エイミスのスーツにはヘップワースのタグもついています。
今ではヘップワースはNEXTというイギリスのSPAになっています、要はイギリス版GAPみたいなものです。歴史で言ったらNEXTの方が100年ほどGAPより古いブランドなんですけども。
まぁ、GAPの方が俄然有名でしょう。
もちろんCC41。昔はこんなに渋かったんですね。
基本40sくらいまで遡ればそのブランドは全く別物ですから、違う物と考えていただいても結構です。
しかしながら、40sまで遡れるファッションブランドがいったいどれくらいあるのかという話なのですけどね。

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トラウザーズは無論ワイド。
もちろん股上も2本とも深いです。

実はグレーの方がワンサイズ大きいです。

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若干デザインは異なりますが、双方右ポケットの一つ付きになります。

これはCC41のルールかもしれません。CC41のルールも前半と後半ではある程度違いもあると思いますが、戦中はトラウザーズのバックポケットは2つ付けられないというルールもあったと聞きますから、その名残もあるかもしれませんね。

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ダブルは基本ドレッシーなもので間違いないと思います。スポーティなイメージはありません。
そうなりますと、もっとも正当なダブルのラウンジジャケットはベント無し、フラップ無しと言うことになります。
ベントはスポーツ由来ですし、フラップも基本はカジュアル仕様のディテールです。
もちろん、今のダブルのジャケットにベントとフラップがついていてもそれにいちいち難癖をつけるような無粋なことをする人はいないでしょう。

ディーモブスーツ、あなたがスーツをオーダーするとき何かしらのインスピレーションになれば幸いです。