SARTO

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ウェブメディアのファッション関係と言えば、超絶リア充かつ自己顕示欲が地獄のミサワ級でお馴染みのメディアですが、前回のSRCはどうでしたでしょうか?
私的には頑張ってみたのですが、超絶リア充っぷりが出ていましたでしょうか?
それとも行間から滲み出る負のオーラを抑えきれていませんでしたでしょうか?

私も肩肘張らずまた通常運転でいこうと思っていますので、 皆様もまたこの£££!!Savile☆Row★Calling!!$$$をよろしくお願い致します。
お世話になっております、をさないです。

いやはや、オーヴァーコートに飽き気味の私は今回40sのスーツについて書くつもりでしたが、まさかウィキペディアで、しかも日本語でも紹介されていると言うことで、俄然意気消沈気味であります。
しかし、私の仕事が少し減ったので、それはそれで良しとしましょう。

まぁ、40sと一口に申しましても、以前にも申した通りWW2での物資不足から、前半と後半でずいぶんと趣が違います。

今回紹介したかったのはその後半を代表します、"Demob Suits"(ディーモブスーツ、アクセントはeにきます。)。カタカナでは、デモブスーツ(復員スーツ)と呼ばれるようです。
Demob Suits(以降:DS)自体のウィキペディア(英)があることに少々驚いたのですが、まぁ、このスーツはヴィンテージ市場では非常に人気があるスーツでして世界中にファンがおりますので、英語媒体で情報を集めるのは比較的簡単かもしれません。
特にネットでの方が簡単で、文献を探すとなると少々困難かもしれません。通常のファッションが書かれている本には記載がなかったりしますね。
ズートスーツ(米)やその後のテディボーイズ(英)、フランスではZazou(ザズー)等が40s〜初期50sのカルチャーでは大きく取り扱われてしまいますから。結局DSについて書いている暇も無ければ資源(紙)もないのですね。

しなしながら、そのまさかです。DSは外国語では日本語でだけウィキペディアがあります。Zoot Suitsの日本語がないので、そちらの方が先だろう、とは思いますが、物好きな人はいる物ですね(笑)

基本は英語バージョンの翻訳となっているみたいですから、英語を読む必要はさほど無いでしょう。"復員スーツ ウィキ"でググってみてください。
きっとこれを翻訳したのは服狂人である皆様のお友達なことでしょう。

<小休止>

ウィキペディアでの勉強は済みましたか?それでは皆様には現物を見ていただくと致しましょう。

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これらが、噂のDS です。
eBayで探してみますか? 見つかりましても世界中のお友達との争奪戦になりますから、状態、サイズが良いモノを勝ち取るのは少々至難の業ですよ。
とは言いましても今はポンド安ですから日本の皆様にはそこまでびっくりした価格にはならないかもしれません。ポンドで勝負しないといけない私では勝ち目がありません。
まぁ2着手元にありますから、いまさらもう一着喉から手が出るほど欲しいと言うわけでもありませんが、ブルーのチョークストライプがあるのなら、欲しいかもしれません。
正直ブルーでシンプルな白単色のストライプは一番人気があるモデルだとおもいます。まぁ、そう簡単に手に入りません。私が持っていないのだから、簡単に手に入らないのは皆さんでも想像つくでしょう。
後は、こういったプレインの物が人気ですね。マルチストライプよりプレインの方が人気は有ると思います。

ウィキによればDSはシングルもあるようですが、大体40SのDSといえばこういったダブルのスーツを想像するのが通常です。

着丈にもトレンドがあるのは以前にも言ったとおりですけども、40年代は全体を通じてもやや短めだと思います。(上にあげたユースカルチャーは一般のトレンドとは違いますから、省きましょう。通常の大人が着るサイズ感のお話です。ズートスーツ等は過去100年で見れば一番長いのでは無いでしょうか。)
まず、前半は物資不足で長めの着丈で服が作れなかったことが理由になります。その流れもあり、後半も短めといった感じなのでしょう。

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ダブルのスーツがトレンドに戻ってきているという報告も受けます。ですが、まだまだ我々の所に来る仕事でダブルのジャケットがシングルを超えることはありませんし、基本少数派です。
きっと、この40s後半が一番ダブルのスーツがファッションであったように私は思います。
イギリスでダブルのスーツと言えば40Sなのです。(あまり詳しくないイギリス人に聞いてもそうは返ってこないかもしれませんが、ちょっと興味のある人に聞けばまずLate40sと答えるはずです。)

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Burtonをここで説明するわけにはいきませんので、是非各々で自習と致しましょう。非常に歴史のあるブランドでして、スーツのマスメイド化はこのブランドを外しては語れないくらいのブランドです。
CC41がつくバートンはちょっと簡単には手に入らないかもしれません。
正真正銘のDSを探している人はぜひCC41が入っているのを買いたい物です。
ちなみにバートンはブランドタグで簡単なデイティングが出来ます。この40Sに見られるタイプのタグがヴィンテージ市場でも人気がありますね。ざっくりといいますと30s〜50s前半くらいまではこのタグだったはずです。(もっと細かく調べたい人は色々調べて出てみてください。もしくはいつか別の機会に少し詳しくやってみましょう。)

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パンツは基本ワイドです。
裾巾30cm近くあるわけです。どうでしょうか?こんな感じのワイド感も今ならちょっと気分です、なんていう人もいるのでは無いでしょうか?
ってことは、意外とここら辺のDSは今着てみても "お、攻めてるねぇ〜" 位に思われる程度で、40sだと気づかれないかもしれません。まぁ、それはそれでちょっと寂しいですけど。

この2つのスーツの写真と解説がまだありますので、次回に続けると致しましょう。