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column


オーヴァーコートだなんだと言ってきておりますが、皆様お変わりないでしょうか?
ピクトリアルにお送りすると言っておいて、俄然言葉過多でお送りしているSRCでございます。私は全然おかわりない様子です。
お世話になっております、をさないです。

いやはや俄然サクサク行きたい気マンマンな2017年ですから、暖かくなる前にどんどん進めていきましょう。
まぁ、こんなこと言っていましたら、もしかしたら2017年はすべてオーヴァーコートの記事になる気もしてしまいます。そんなときも皆様は怒らずに暖かく私を見守ってくれていれば幸いです。自分用の次のクリスマスプレゼントのリサーチ程度に使っていただくのも手です。

さてさて、冒頭で文字数が稼げないときはイングリッシュロイヤルファミリーにつきます。前にも紹介した。"Our King And Queen"という三部作があったのですが、それの紹介していなかった写真に"GeorgeⅤ And EdwardⅧ" からも写真を集めましたのでそちらを見て行くとしましょう。

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今の俗に言うクラシカルな紳士服はジョージ5世とエドワード8世の2人を追いかければ正解が見えてくると言っても過言ではありません。
もう一つ遡ってエドワード7世まで見てみれば、もう鬼に金棒でしょう。とは言いましても流石にエドワード7世の時代もアンティークといえどシアターコスチュームの世界ですから、服飾史とかそういったレベルのお話になるかもしれません。ジョージ5世、エドワード8世くらいに近代になりますと、ある程度現代でもウェアラブルなアウトフィットが多く見られるかもしれません。

この写真のジョージ5世が今のロンドンを歩いていてもなんら違和感はないでしょう。"ずいぶんとめかし込んでるなぁ"っと振り向かれることは多いかもしれませんが。

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ボーラーハットをここまでかっこよくかぶれる現代人はいないでしょうね。強いて言えばジュード・ロウでしょうか?
これはチェルシーフラワーショーでの一枚ですが、今でも開催されております。
アリスの幼馴染のお父さんがこのチェスシーフラワーショーで何度がグランプリ(ファーストプライズ?もしくはゴールドメダル?、まぁ賞の名前は知りませんが。)を取ってしまうような人だったみたいで、その家に行ったこともあるんですが、庭のレベルがちょっと異次元でしたね。カントリーライフの極みといった感じでした。

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これはジョージ5世のお葬式ですね。ダブルのコートにアストラカンファーのラペル。無論黒でしょうね。
ファーなんてあしらわれているコートはお葬式に向いてないときっと日本だと罵倒されるでしょうから、よした方がいいと思います。
何度かヴィンテージのこういったコートを拝見したことはありますが、作ったことも無ければ、自分で所有もしておりません。(のがした魚はデカイというやつでしょうか。一度買い逃しているんですよね。非常に上等なものを。。。今でも悔やまれます。サヴィル・ロウ製の状態の良いヴィンテージでしたから、是非サンプルとして持っておきたかったのですが。。。。とりあえず付き合いのあるカッターさんがファーラペルのコートを着ているので今度写真でも取って、皆様にも紹介致しましょう。。)
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プリンスですね。のちのエドワード8世です。若いのにウォーキングステッキですよ。時代を感じますね〜
手前がチューターとありますが、これはお抱えの先生といった所です。家庭教師と言いますでしょうか。昔のイギリス貴族、王室では当たり前の風習ですので、その辺を詳しく知りたい方はイギリス文化について本でも買って読んでみてください。

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これもエドワード8世。いや〜たっぷりとしたコートですよね〜彼が着ればこれが正解なんです。
私が同じフィッティングでコート着ていたら、お母さんや、高校時代の元カノとかそういった類の人たちは"コート大きすぎない?" なんて言ってくるんでしょう。
私は無論 "これが正解なの!エドワード8世はこう着てたの!"って言い返す準備は整っていますよ。
いやいや、私は本当に母親がどう言おうとこう着るのがカッコイイと思いますよ。

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この一枚は随分と上の写真から月日が経っているものですが、同じオーヴァーコートですね。
この写真は以前に紹介したでしょうか?
カッコイイですよね。
既製服では買えないでしょうし、ビスポークしたとて、こうなるとは保証できないとおもいます。
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こんな風にオーヴァーコートを着ることは果たして可能なのでしょうか?もはや迫力が違います。
やはりガタイの良いイギリス人とオーヴァーコートというのはちょっと別次元なマッチングだとおもいます。
イイ意味で関取と浴衣にも似た関係性かもしれません。彼らにとって私がコートを着ているのは、花火大会で高校生が甚平または浴衣を着て薄い胸板に安っぽいシルバーのチョーカーをぶら下げているようなものなのかもしれません。

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本当にヴァリエーションが豊富ですよね。このコートもなんと言って良いのでしょうか?
(一枚目を見る限りでは、)エポレットから推測するにブリティッシュウォームWithヴェルヴェットカラー(またはファーカラー)と言った感じでしょうか?

今週はけっこうサクサクとこれたのではないでしょうか?
残りはまた来週にお送りいたしましょう。