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column

savilerow_20141101_1.png<京都>


服狂人たるものショッピングの鬼であります。お買い物も忘れてはいけません。
おみやげやご当地グルメ物はもちろんですが、今回はMade In Japanにこだわった、ヨーロッパではできないショッピングをいたしました。

アリスも同様にそういったものが好きですので、彼女も"日本製の物"というのをターゲットにしていたみたいです。

まずは"眼鏡"でした。
本当は鯖江まで言ってみたかったのですが、時間の都合上、羽田のインターナショナルターミナルにある、金子眼鏡で色々と試着。
私はすでに2本ほど日本製を使っておりますから、アリス用だったのですが、どうやら彼女の顔にはフィットせず諦めてしまいました。頑張ってイギリス物を探す模様です。イギリスにも良いメガネはありますからね。しかし高いんですよ...(正直、日本物のほうが良いと私は思っています。眼鏡だけに色眼鏡抜きにして...)

後は日本といえば吉田カバンでしょうか?
もう完全に大学生御用達といった感じなのかもしれませんが、メイフェアのドーバーストリートマーケット(DSM)で買えばとんでもない値段がしてしまいますので、日本で買いたいということでした。
しっかりとした日本製ですのでアリスも大満足で結局2つほど買っていました。(一つは私とアリス兼用です。)

そして温泉です。
私もアリスも温泉が大好きですので、温泉に限らず、ローカルな銭湯含め今回は様々な場所で湯に浸かりました。
そこで必要になるのが"手ぬぐい"。
白い手ぬぐい。これは日本製にかぎります。世界中どこを探してもこれは日本製です。絶対です。

savilerow_20141101_2.png<これ最高です!>


あとは、そうですね。アリスはTABIOの靴下屋のセール(夏のセール期間でした)で10足以上買っていましたね。私も5足ほど買いました。
靴下屋には日本製と中国製の2種類があるのですが、せっかくなのですべて日本製で揃えさせていただきました。

京都では老舗の櫛屋さんでツゲ櫛を買わせていただきました。
昔から、私もアリスも髪には椿油を使っていましたので、使用後の髪にはやっぱりツゲ櫛が最高に相性がいいのです。
お店の主人にお話を伺っていますと、ツゲ櫛といいましても、その木目を見れば東南アジア産のツゲなのか、日本製のツゲなのかがわかるということでした。パッと見では似たような櫛なのですが値段がぜんぜん違うのですね。
木製の製品は木目を見る、というのはイギリスのアンティーク家具でも同様ですので、似たような楽しさを覚えました。(しかし、アンティーク家具は最後のフィニッシングがあったりとまた話しが違うのですが...)
一本は私達用、また一本は私の母へのプレゼントにいたしました。
(もちろん、ワックス、ポマード後はイギリス製のKentの櫛です。シャワー後のオイルには日本製のツゲ櫛です。)

彼女はそれ以外に、道後で温泉用の本竹細工の籠を買っていました(笑)
金具や針金を使用しているのもありますが、買うときは100%竹のみの籠がいいと思います。そういったものは職人お手製のものになります。
イギリスに持って帰ってきても温泉なんてないわけですから、やめとけと言ったのですが、"可愛すぎる"という理由で半ば拉致気味で購入しておりました。

児島でジーンズも買いましたね、せっかく行ったので、記念です。私用です。
まさかあれだけジーンズがある地域にアリスが履けるジーンズが一本も無いと奇跡的な事件もありました。

savilerow_20141101_3.png

そして、最後はもちろん裁ち鋏です。

私もアリスも日本製を使っているのですが、今回を気に別のサイズを買っておこうということになり、"菊和弘"の鋏を買いに東京の工房を訪ねてきました。

savilerow_20141101_4.png<世界最小の手打ちの鋏。世界最大もマスターが作っております。何が難しいって、実はこういう特別なものは道具から作らないといけないらしいので、大変らしいです。>


そのマスターのお父さんとお話していましたら、どうやらかの有名な長太郎、庄三郎のマスターとはみなさんお友達のようで、色々その業界のお話もしてくれました。
菊和弘、長三郎、庄三郎をして裁ちばさみの御三家なんて呼ぶようですね。
この裁ちばさみというのは、簡単にお話しますと廃刀令やらなんやで、やりくりに困った東京の刀鍛冶が始めたみたいで、日本では東京の台東区辺りがその発祥になるようです。
今ではこの菊和弘のマスター大河原享幸さんが世界で唯一、手打ちのみで鋏を作っているようです。
俗にいう"総火造り"というやつです。職人さんは"ヒヅクリ"と呼んでいらっしゃいました。

savilerow_20141101_5.png<ここに見られる鉄の棒が鋏になってしまいます。もう魔法です。>


今業界で一番長いのがこのお父さんでして、60年以上の経歴を誇ります。全く頭が上がりません...
どうやら、健康の秘訣は"下戸"にあるらしいのです。全くお酒が飲めず、タバコも吸わないと言うことでした。
"職人なんて皆、ちょっとお金が入ってくるとお酒買っちゃうでしょ?だからすぐ死んじゃうの!"なんて茶目っ気たっぷりの笑顔が今でも忘れられません。(私は内心穏やかではありませんでしたが...)

二代目も素晴らしい方で本当にお世話になりました。

裁ち鋏を2丁、握り鋏を2丁、買わせていただきました。すべて"ヒズクリ"の物です。
あとはお土産で普通の握り鋏を買いました。
お土産はもちろん火造りではありません。すみません。しかもそのことはもちろん伝えておりません。(イギリスの職人です。)

savilerow_20141101_6.png<私達の鋏が完全に使えなくなるまで、お父さんには現役でいてもらいたいです。>


とまぁ、目ぼしいところではこんな感じでしょうか。もちろん、十勝のお菓子はいつもイギリスのアリスの家族に買って帰ります。
前回、くじらの肉の缶詰をお父さんのジムに買っていったのですが、まだ食べていないようなので(きっと今後も食べないでしょう)、そういったトリッキーなものはもう購入を避けたいと思っております。