SARTO

From Rubinacci

Pitti Uomo(ピッティ ウォモ)やミラノコレクションの会場に来ている人のスナップを見ていると、斬新で思いもかけないスタイリングをしている人が多いので、ついつい「イタリア人って流行に敏感!」「ミラノの人は、いち早くトレンドを身につけている」と早合点している人は多いのではないでしょうか?
しかし、実態はその逆(一部のファッション関係者を除けば)で、生活全般において案外保守的で、新しいものに対しては周りの様子をうかがいながら徐々に取り入れるという人が多いそうです。

良い例が、食文化。ミラノでは、ニューヨークやパリの様に街中心地にラーメン屋やインド料理屋、ケンタッキーフライドチキン等(マクドナルドは例外)の米国ファストフードはほとんど見当たりません。とにかく、イタリア人はイタリア料理を偏愛しているのです。特に男性は、「マンマの作ってくれた料理が最高!!」と言ってはばかりません。
俳優マストロヤンニも、フランスの大女優カトリーヌドヌーブを、昔母親が作ってくれたパスタ(インゲン豆のパスタ)が食べられるレストランにわざわざ連れて行っていたと聞きます。
ファッションも然りで、イタリアブランド大好きでナイキよりディアドラなのです。こうした、意外なイタリア人の頑固で保守的(意固地!?)な性格は、よくよく見るとPitti Uomoのスナップの常連さんやルカ・ルビナッチのスタイリングにもみてとれます。
夏のビジネス スタイルに関してみて見ると基本は、ネイビー。達人は毎シーズンごとに、ネイビーの濃淡で遊んだり、靴やシャツでトレンド感をプラスしています。
日本の夏定番のマドラスチェックやシアサッカーと言ったIVYテイストのジャケットを着ている人(Pitti Uomoのスナップで着ている人を見ますがほとんどがイタリア人ではありません!!)はまれです。ネイビー以外には、唯一今回ルカ・ルビナッチが着ている様な、ベージュのコットンスーツかソラーロ(ベースはカーキ系やベージュ系の色で光があたると玉虫色に輝く)が唯一の夏のドレススタイルでしょうか。

おっと、また前置きが長くなってしまいました...
今回のルカ・ルビナッチのスタイリングですが、これぞ王道のベージュスーツの着こなしといえるもの。

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ポイントは一見パープルに見えるけれどよく見るとブルーとパープルの織り柄になっているニットタイとブルーグレーのシャツ。ここが白シャツではタイが浮きすぎると考えたのでしょうか?

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スーツのパンツは、いつもの様にサイドアジャスト付きのベルトレススタイル。スーツの歴史を考えると、ベルトはカジュアルなアイテム。「エレガントなスーツスタイルはベルトレスと心得よ!」と言わんばかりですね。

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<ルカ・ルビナッチ直伝のポケットチーフのさし方口座>

33.JPGまずは種も仕掛けもないポケットチーフをお見せして。彼は最近この武士道モチーフを多様してますね。この辺は、彼の日本文化に対するリスペクト。

36.JPGまずは、中心をつまんで持ち上げます。

39.JPG左手で輪を作りそこを通します。

44.JPG右手の先を折り返します。この時、反対側と同じくらいの高さになる様に。

49.JPG先ほどの折り返した(中心部分)先を左に少しずらします。

51.JPGチーフがポケットの中でダマにならないよう手で奥まで差し込みます。

57.JPGフィニッシュは、無造作をあえてアレンジ。奇麗に整えないのがルカ・ルビナッチ流です。

日本ではスーパー クール ビズが官庁から上場企業まで浸透して、よほど厳格な会社や特別な会議や商談でもない限りノータイ、半袖B.D.シャツにグレーのパンツというスタイルが定番化してしまいました。
しかし、こうしたスタイルは役職のある方には、あまりにもカジュアルすぎではないでしょうか!?
クラス感やオーラを感じさせるワンランク上のクール ビズ スタイルは、日本ではまだ提案されていない様な気がします。
メンズファッション誌を見ても、鹿の子のシャツに機能付きジャケットというレベル。確かに、データ上では涼しいかもしれませんが、そうした服からは、最高級の麻やモヘアなどの天然素材が持つラグジュアリー感や、相手に感じるCOOLなイメージは決して得られません。
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イタリアのベストドレッサー達は、夏になるとこぞってシャツは麻、ジャケットは、モヘアなどを織り込んだものや、ホップサックやフレスコといった通気性の良い伝統的な生地でジャケットを仕立てています。
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そして何よりも、相手が見たときに涼しく感じる色の合わせ方がとても上手い!!湿気の少ない南イタリアでは、コットンのソラーロのスーツもこの時期よく見られますが、湿気の多い日本では快適ではありません。

ではそろそろ、ルカ・ルビナッチのコーディネイトへ。

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彼は日本のクール ビズを意識してこのようなスタイリングを今回選んだのではないと思いますが、このベストとポロシャツの組み合わせはワンランク アップしたビズ スタイルではないでしょうか!?

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ルカは、ベストをよく着用しますが、彼のベストの特徴は、エリがジャケットの様に仕立てられているところ。エリを立てることもでき、エリにはしっかり芯材が入っています。そして背中の生地選びは、彼ならでは。シルクのスカーフ生地をよく使っていますが、今回はなんと武士道と書かれたプリントが...!
ちなみに、ミラノのルビナッチのお店には、古い兜がディスプレーされています。
ルカの様な背中にしなければ、こうした麻のグレンチェックのベストは、ビジネス シーンで活躍しそうなアイテム。ネクタイが無くてもフォーマルな感じが出せますし、ジャケットを着るより涼しく過ごせるのでオススメです。

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今回もう一つ見逃せないアイテムが長袖のポロシャツ。エリ裏とカフスの裏は白のリネンを張っていて、腕まくりやエリに表情を付けたときにちらっと見える様にしています。イギリスのクレリックシャツの発想をルカなりにアレンジしたのでしょう。見た目にも涼しげですね。
パンツは、ルカならではの"パステルカラー"パンツ。ここをライトグレーのサマーウールのパンツにチェンジすれば、日本のビジネスシーンでも通用するはずです。
ちなみにユナイテッドアローズさんもこの夏、ベストを使ったクール ビズを提案していました。一歩進んだクール ビズにベストは、欠かせないアイテムになっているようです。

イタリアを代表する企業「FIAT(フィアット)」。現在は自動車製造業だけではなく鉄道車両や航空機の製造から農業、新聞、金融等々幅広く事業を広げていて「フィアットが咳をするとイタリア経済が風邪をひく」とまでいわれるほどの影響力を持つ企業となっています。ちなみに、フェラーリ、マセラッティ、ランチャといった高級自動車メーカーも傘下に収めています。
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現在の会長はルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ氏。彼のビジネスセンスは、現在のFIATの実績が示す様に世界トップクラスですが、そのファッションセンスも同様で、常に世界のメンズファッション誌がベストドレッサーに選んでいます。2012年2月号のMEN'S EXでは、堂々の第1位。
なんとこの写真に使われているスーツは、ルビナッチで仕立てたものだったそうです。確かに良く見るとラペルのゴージ位置やその幅、段返りのあまいところなどルビナッチらしさが見て取れます。
勿論、彼くらいになればルビナッチ以外のサルトでもたくさん仕立てているとは思いますが、ごひいきにしてもらっていることは間違いないようです。
ルビナッチの顧客でもう一人意外な御仁が!?

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生地メーカーでありラグジュアリーな服を製造販売している「LORO PIANA」のCEOのセルジオ・ロロ・ピアーナ氏です。確かにこのクラスの人は、皆スミズーラ(御仕立て)なのですね。生地は勿論ロロピアーナでしょうが...
ルカ・ルビナッチ曰く、「MEN'S EXに載っていたベストドレッサーの1位と2位の服は、ウチで仕立てたものだよ!!」
恐れ入りました。偶然とはいえ、なるべくしてこうなったとしか言えませんね。
さてさて、こうしたVIPがなぜルビナッチを選ぶのでしょうか?
仕立ての良さ、生地のストック、歴史、立地条件...
勿論そうしたことも欠かせない条件ではありますが、なんといっても仕立てた服に「普遍的なヨーロッパのエレガンス」「イタリアの手作業ならではの着心地」「時代のトレンドを巧みに取り入れる包容力」というものがあるからではないでしょうか。
その視線で今回のルカ・ルビナッチのコーディネイトをみて見ましょう。

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ライトグレーのスーツは、一見王道そのものに見えますが実は、パンツに彼なりの変化球が。

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実は写真の様に、ポケットがジーンズ仕様になっていて、かつ1タックが入っています。このタックちょっとどうかな?と思う方も多いのでは。きっとルカ的にはパンツの腰から股にかけてのシルエットを細くした分、タックをとることでバイクや車に乗った時、スマートで動きやすいと考えたのでは?
ウェストはクラシックなベルトレス仕様。股上もかなり深めですね。
こうした、ディテールの変更、トレンドを反映した仕様はジャケットに隠れた部分のみ。そしてパンツのシルエットや股上は、ルビナッチのパターンを守っています。

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ジャケットも同様で、裏地で遊ぶことはありますが、着丈やラペルの幅等の黄金比率は決していじりません。
ルカは、斬新なスタイリングやトレンドのデザインを取り入れますが、ベースにはルビナッチのアーカイブに対するリスペクトが常にあったのです。

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昨年の6月の"PITTI UOMO"あたりから世界的に感染者が増えてきているベスト&ジャケット スタイル。本家本元のロンドンでは、この時期よく見るスタイリングで、昼間暑く夜冷え込むというこの時期にぴったりはまるアイテムです。
リバイバルの原因は、英国テイストがトレンドになっていることと、いつものジャケットスタイルを新鮮に見せることができるからでは?
しかし、実はもう一つ大切なポイントがあるのです!
それはジャケットを脱いだ時に、きちっと感が出せることと、着痩せ効果があること。ネクタイのおさまりも良いですし。とはいえ、ルカ・ルビナッチと同じ様なスタイリングで出社できる人は、日本にはそれほど多くはいないと思いますが...。

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そこで今回は、彼のベストスタイルをどのように普段使いで取り入れるかを探ってみました。まず注目する点は、パンツとの色合わせ。同系色をあわせることで下半身と上半身が上手くつながり、ジャケットにどんな色を持ってきてもすんなりとまとまります。
ルカの様にパンツの色を濃くするとシックですが、逆にベージュのコットンパンを持ってきてもハマるはずです。その時は、彼の様にスソはダブルに。(ふくらはぎの張っている方は、ダブル+モーニングがオススメです!)
ベストの着こなし&セレクトには、ルカならではの隠し技が潜んでいました。
まずはデザイン。スリーピースなどによく使われる4ポケットではなく、フラップ付きの2ポケットをチョイスしています。これは、イギリスのハンティングや乗馬用のスポーティーなベストのデザイン。
そしてこのべストのボタンを上下2個づつ開けたままで着ています。この辺がイタリアーノの脱力&ラフ感を演出する常套手段。イギリス人が見たら「ボタンはずれてるよ!」と助言したくなる着こなしですが、ルカ的にはこのくらいがミラノな感じなのでしょう。
日本でのこれを真似して歩ける所は限られると思いますので、念のため王道のボタンのはずし方を書いておきます。まず一番下のボタンは必ずはずします。一番上のボタンは、ホーマルな服装の時は止めるのが一般的。カジュアルな着こなしの時は、開けてもOKです。

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最後にその他のテクをクローズアップ。ラペルのホールに丸くついていたのはブレスにもなる珊瑚のアクセサリー。先にはイタリア人のラッキーアイテム「コルノ」がついています。ちなみにこれは、ルビナッチのオリジナル商品です。(SARTO銀座店でも販売予定!!詳細は追ってお知らせします)

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右腕には、おなじみのブレスレットの重ね付け。一つの素材だけでまとめないのがルカ流。このじゃらじゃらブレス、イギリス人やフランス人でしている人は見当たりませんが、PITTI UOMOでは"大流行中"で会場にいるほとんどのイタリア人がしているホットアイテムです!(こちらの真ん中の赤いブレスは、SARTO銀座店でも販売予定!!詳細は追ってお知らせします)

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この1ヶ月近くの間に、MEN'S Precious(メンズ プレシャス)、MEN'S EX(メンズ イーエックス)、LEON(レオン)の別冊スナップ本が立て続け発売されています。

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スナップブーム到来!!と言わんばかりの勢いですが、よくよく見ると三誌とも共通した人がかなり出ていますし、着こなしの傾向もどことなく似ているような...。種を明かせば、どの雑誌も昨年のフィレンツェで開催されたPITTI UOMOの会場内で撮影されたものがほとんどなのです。ですから、掲載されている方々は世界各地からやってきているファッション業界の関係者で、なおかつ重要なポストに就いている人が中心。
間違いなく皆さん出発の前夜は、コーディネイトをあれこれ考えて徹夜でスーツケースにパッキングしているはずです。中には、衣装専用スーツケースを3個と専属のアシスタントを同行して乗り込むという強者もいらっしゃるとか!?
写真では、普段着のごとくスカーフを巻き、無造作に折り曲げられたシャツの手首には、重ね付けされたブレスレット、素足履きのタッセルローファーにロールアップしたチノパンとその難度Cの離れ業をいとも容易く決めています。
しかし、こうしたテクニックは彼らのようなプロがやるから様になるのであって、素人が手を出すには危険な技。それと、PITTI UOMOは、メンズファッションのオリンッピック的な存在で、その会場の中だからこそ抵抗無く見られますが、同じスタイリングを銀座でやったらかなり危険です。
今年の1月のPITTI UOMOでは、SNAPされることを意識した(かなり日本の雑誌を読み込んでいると思われるような)人まで現れる始末。
そうした過剰なスタイリングや一部のSNAP有名人の取り上げられ方に、ちょっと疑問を抱いていたルカ・ルビナッチ。どうも、今年の1月のPITTI UOMOには顔を出していません。それまでは、よく会場でのスナップがTHE SARTORIALISTに取り上げられる常連だっただけに、なぜ彼が来ないの?と残念がる声も聞こえてきました。

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その真相は、本人に直接聞いていないので何とも言えませんが、信頼できる筋からの話によれば、PITTI UOMOの過剰なスタイリングにやや幻滅気味だったのと、あえてその時期アメリカに行って、自分の世界観を表現する写真を撮ってみたいと考えたそうです。
確かに!!今回のスーツのルカ・ルビナッチのスタイリングに彼のコーディネイトの核心が見て取れます。

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スーツの着丈は、親指の関節あたりでパンツの幅もかなりゆったりしています。スソ幅も21cm位はある様に見えます。そしてハーフクッションはいるくらいの股下。このスーツの着こなしの王道感、ルビナッチ的な普遍の黄金バランスを彼は頑なに守っています。スーツのトレンドが、ピタピタ&短丈であろうとそこには決して手を出しません。
ただし、よくよく見ると彼は彼なりの時代感をこのスーツにプラスしていました。パッチポケットです。ここがフラップでは当たり前、3パッチではカジュアル過ぎですよね。生地も英国テイストで、スーパー160といったイタリアが誇る繊細な物ではないところも注目です。
そしてルカ・ルビナッチの十八番、キュートな花柄の小紋タイでVゾーンを演出。
誰がどう見てもPITTI UOMOのスタイルよりこちらの方が、信頼できる人、頼れる人(女子ウケもよい?)に見えませんか?

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パンツは、サスペンダーで合わすと歩いたときのパンツのシルエットがとてもエレガントです。ここでのポイントは、俳優のマイケル ダグラスが映画で着用したような派手なストライプを選ばないこと。タイの色と合わせ単色を選ぶことで、サスペンダーが悪目立ちしません。それと、サスペンダーのクリップ式は邪道。着用するなら、彼の様に王道スタイルで堂々といきましょう。

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ナポリの高級ブティクが並ぶ通り26 Via Filangeri、ミラノで最もお洒落な通り18 Via Montenapoleone、ロンドンのセレブ御用達ホテルやRRLのSHOPができたトレンディな通り96Mount Streetの3カ所にRubinacci(ルビナッチ)のSHOPはあります。

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ナポリ店は2代目当主のマリアーノ・ルビナッチ、ミラノ店はマリアーノの息子のルカ・ルビナッチ、ロンドン店は娘のキアラが陣頭指揮をとっています。

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マリアーノ・ルビナッチは、これらのショップを1ヶ月のうちに1回以上回り、常に細かな経営の指示や顧客への接客をしています。ルカがブラジルやアメリカなどに飛び回れるのは、実は父親であるマリアーノ・ルビナッチが陰でしっかりと彼やショップに目を光らせサポートしているからなのです。
ちなみに、ナポリとミラノのショップには、工房が併設されていて職人が常駐しています。それぞれ工房には、マスターカッターと言われるイタリアを代表する職人がいて、それぞれがルビナッチのハウススタイルを尊重しながら、マスターカッターのオリジナリティと各都市のトレンドをプラスした服を作り出しています。この辺が、ルビナッチのユニークなところでマスターカッターによって微妙に仕立て方が違っています。顕著なのはWブレストのラペルの生地目の取り方ではないでしょうか。以前MEN'S EXで掲載されていましたが、チョークストライプのWブレスの生地目の取り方が、エラペルのカーブにそってストライプをとるか、ラペルのふちに斜めに入るような取り方をするなど、よくよくみると職人のこだわりが盛り込まれています。

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さて、今回のルカのスタイリングはコーディロイのジャケットのコーディネイト。昨年から復活の兆しのあるこの素材。イギリスを象徴する素材は、各メゾンブランドも再評価していました。

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ヨーロッパでは、その昔はスポーティな素材でアウトドア的なイメージがありましたが、今ではそれも過去の話。ルカのようにイタリア×イギリスでモダンに着こなすファッショニスタが増えてきています。

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「この御紋がめにはいらぬか!」と水戸黄門は葵の紋の入った印籠を出す事で、自分の存在価値&徳川家の威光をアピールしていましたが、まさに今回ルカ ルビナッチ(Luka Rubinacci)が着ているダブルのスーツは、黄門様の印籠と同じ価値を持つ、ルビナッチ家のとっておきの逸品です。個人的な意見ではありますが、ルビナッチのスーツは、ノッチドラペルよりもピークドラペルの方が独特のオーラを放っている様に感じます。特にWブレストになるとそれは一層増してきます。

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今回ルカ ルビナッチが着ているスーツのラペルのボリューム感とバランス、ゴージの位置は、ナポリスタイルを生み出したと言われている伝説のサルト、ヴィンチェンツォ アットリーニ(ルカの祖父にあたるジェンナーロ ルビナッチが始めたテーラー「ロンドンハウス」の職人)から引き継がれている黄金バランス。
実は、このラペルのバランスは、ロンドンのサビルローの往年のWブレスト(特にアンダーソン&シェパード)に見られたものととても良く似ています。往年のハリウッドスターの写真と比較すると、それがはっきりと感じ取れます。

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かつて、日本もオーダースーツのルーツがここだった様に、20世紀初頭に産声をあげたロンドンハウスも、名前が示す様にサヴィル ロウを模範にしたのでしょう。
戦後日本は、そのままスタイルや作り方を継承しつづけましたが、ナポリは気候や気質、独特の美意識をプラスしナポリ スタイルを確立していった様です。要するにこの衿は由緒正しき正統派なのです。ここまで書いて何が言いたいかというと、最近ピッティでもてはやされているゴージの位置の高いデフォルメWとは一線を画すものだと言う事!!
ただし、よくよく見るとこのスーツ、ルカならではの細かなアレンジが施されていました。例えばダブルのボタンの横の距離感がやや狭くなっている所や、着丈の短さは彼のアレンジではないでしょうか? 

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着こなし方も、ルカならでは。一番下のボタンを留めるという80年代のアルマーニのWブレストスーツを思い起こさせる懐かしのスタイルは、今見ると逆に斬新。
そういえば、ファッション界の遠山の金さん、ラルフ ローレン御大もWのスーツをこのようにして着ていましたね...。

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ちょっと前にグラミー賞の発表がありましたが、欧米では、2月から3月に掛けて
様々なアワード&賞の発表があります。ブリティシュ版GQの3月号では「THE 20
12 BEST DRESSED MEN LIST
」と題した特集が組まれていてヨーロッパで考える
スタイリッシュな男性が選ばれていました。はっきり言って、日本人からするとこ
の人誰?とつ込みたくなる人がほとんどで、いかに日本がアメリカ中心のエンター
テイメントに洗脳されているかが、はっきりする内容でした。確かに、ヨーロッパ
の俳優やミュージシャン、セレブについては日本のファッション誌ってあまり取り
上げていないかも。

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その中で目が止まったのが「The ten best-dressed international men」というペ
ージ。早い話が、ここは世界のベストドレッサー部門なのですが、何とルカ・ルビ
ナッチ
が堂々の5位に入賞していました。前回このブログで取り上げた、親友の
ポ・エルカン
は7位と言う結果。
ではこの部門の1位は誰かと言いますと俳優のマイケル・ファスベンダー。と言って
もすぐ顔が想い浮かぶ人は少ないかも?!日本で公開された映画で有名なのは、
「X-MEN ファースト・ジェネレーション」(2011年)のエリック役で出演してい
ました。今回のノミネートは、個人的な想像では彼が主演した2011年公開の映画
「SHAME-シェイム」の演技が、審査員の脳裏に鋭く刻み込まれていたからではな
いかと、映画を見てもいないのに勝手に妄想しています。ちなみに、彼はこの作品
でヴェネツィア国際映画祭の男優賞を受賞。日本では今年の3月に公開される事が
決まった様ですが、アメリカは17歳以下の観覧禁止映画に指定されていて、性依存
症の主人公の激しいセックス描写が話題になった...という超問題作です。このブリ
ティシュ版GQのアワードで、他に注目したいNo.1と言うと、ビジネスマン部門
総合部門ですかね。ビジネス部門の1位は、ルイ・ヴィトンなどの親会社「モエヘ
ネシー・ルイ ヴィトン」
の現会長の息子のアントワン・アルノー氏。
彼は、現在グループ会社の「ベルルッティ」のマネージング・ディレクターです。
総合部門は、イギリスのラッパー、タイニー・テンパー。「なんでこーなるの!?」
とつ込みを入れたい所ですが、これが今のヨーロッパのジャーナリスト&ファッシ
ョンデザイナーの気分なのでしょう。

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さてさて、本題のルカ・ルビナッチのスタイリング解説に移ります。今回は、ジャケ
パンのビジネススタイルの王道をご披露いただきました。コートからジャケット、シ
ャツへと徐々に濃くなるブルー&グレーの色の組み合わせがとてもエレガントですね。

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ここでルカならではのポイントが、ストール。ここにエスニックな柄の物を持ってく
る事で、ややもするとクラシックすぎる様に見えるネクタイや英国調の柄ジャケット
をモダンに見せています。はっきり言って、これがないと50歳以上のクラシコイタリ
アの重鎮の方々のスタイルとさほど変わりがない!! ルチアーノ・バルベラが良く
しているスタイリングに通じるものがあります。さてさて、キーアイテムのストール
ですが、よーく見ると柄以外にルカならではの技が隠されていました。そう、スソを
結んでいる
のです。ちょっと可愛くありませんか? これをルカは、さりげなくコー
トの背中に向けてポーンと投げてまわしていました。確かに、ストールのスソを結ん
でおけば、簡単に後にまわせますよね。

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ジャケットは、ツイード生地と思われるウィンドペンチェンジポケット付きとい
うかなりブリティシュなもの。この辺は、2012の秋冬のトレンドの先取りというか、
Rubinacciのお得意科目が、今年のトレンドに被ったというべきか...。でも、スラン
トポケットでチェンジポケット付きは、あまりRubinacciでは見られなかったディテ
ールなので、ルカのアイデアではないでしょうか。

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ネクタイは、かなりクラシック。ここは、いつも決まって渋いセレクション。イタリ
アで流行している柄や色とは一線を画しています。注意してノットを見るとダブルノ
ットでタイトに締め上げていますね。ディンプルもラフですし、小剣をちょっとだけ
ずらす所は、彼ならではの美学では。タイユアタイのフランコ・ミヌッチさんの様に
大胆に小剣をずらす事はしていません。しかし、こうした超定番的な服を見事に今風
でリアリティのあるスタイリングできる人はルカ・ルビナッチをおいて他には早々い
ません。こうした所が、今回のGQのアワードでの受賞につながっていると考えるの
は、私だけではないはずです。

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Rubinacci Club
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イタリアのファッション雑誌「L'UOMO VOGUE」の表紙に取り上げられたり、フ
ァッション特集のメインモデルに選ばれたりしているイタリアきってのファッショ
ニスタ、ファッションリーダーで世界的なセレブとして有名なのが、ラポ・エルカ
(正式名称Lapo Edovard Elkann)。彼の祖父は、イタリアを代表する車会社
ィアット社
の元会長のジャンニ・アニェッリ(フィアットの創業家)。イタリアき
ってのサラブレッドで現在32歳。最近は、おじいちゃんがオーダーしたWジャケッ
トにデニムシャツをあわせるというエッジの効いたスタイリングをしたり、イタリ
ア インディペンデントというファッションブランドを立ち上げるなどしているため
最近日本のファッション誌でもかなり注目され初めている。とにかく超セレブな人
で、国民的な人気者です!!

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今回は、実はこの超イケメンセレブのラポ・エルカンとルカ・ルビナッチが親友だ
ったと言うお話です。ルカ曰く、ミラノのお店でオーダーを良くしてくれていると
か。実際最近発売のイタリアの雑誌でフェラーリのF1マシーンと一緒に写っている
写真で彼が着ている真っ赤のWスーツは、ルビナッチで仕立てたものです。流石セ
レブ同士、やる事が違いますね!!

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さてさて、前置きが長くなりましたね。本題の今回のコーディネイトですが、ポイ
ントはルカ・ルビナッチならではのコートの着こなしでしょうか。ジャケットの感
覚でコートを着こなしています。ホームスパンと思われる生地で仕立てたコートは
、どう見てもジャケットやスーツを下に着る事を考えていないフィット感。これを
パープルのカシミアセーター&ベージュのニットタイでまとめています。ここでこ
の色&素材のタイを選べるのは世界広しと言えどルカだけではないでしょうか?
(褒め過ぎ!?)ここが、シルクのレジメンではビジネス臭が強いし、ウールのニ
ットタイではツイードのコートとモコモコ感が重なり合ってVゾーンがコッテリし
過ぎ。それとここで見逃せないのが、ツイード→カシミア→シルク→コットンとい
う素材のハーモニー。この組み合わせは、トンカツ→キャベツの千切り→レモンと
いう感覚に近いかも?(わかるかなぁ〜わかんねぇだろうなぁ〜 By松鶴家千とせ)

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最後に意外なアイテムを紹介。このリボンベルトはイタリアではかなり珍しいもの
で、かなりアメリカントラッドはいっています。きっとルカがニューヨークに行っ
てセレクトしたのでは?今までのルビナッチのクラシックな品揃えでは、考えられ
ないポップさがありますね。こうした、クラシコ イタリアのアイテムに世界中の無
印良品をプラスできる頭の柔らかさがあるのが、ルカ・ルビナッチとマリアーノ・
ルビナッチ(父)との大きな違いでありミラノのルビナッチの最大の武器になって
います。

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Rubinacci Club
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イタリアには、地域のサルトごとに独特のスタイルが今も脈々と生きづいています。
日本でメジャーなのは、ナポリ仕立て(ピザと同じ?!)ではないでしょうか。勿
論、フィレンツェ、ミラノ、ローマにも独特のスタイルを持つサルトは存在してい
ますが、日本でのオーダー会の回数、雑誌等の取り上げ方のみをみるとナポリに軍
配が上がります。それは、手作業で仕上げられたというディテールが、他地域の仕
立て服に比べて分かりやすくアピールされているからではないかと思います。雑誌
やウェブは、見た目の違い&ディテールのうんちくを伝えるのは得意ですが、着心
地や服を着た時の全体の雰囲気、袖を通した時の気分の高揚感等はなかなか伝えに
くいためこうした結果になっている様に思います?話が本題からそれてしまいまし
た。
今回のLuka Rubinacci(ルカ ルビナッチ)が提案してくれたスタイリングはスー
ツ。写真からも、これぞナポリ仕立てと言えるもので本家本元の風格が感じられま
す。ナポリのRubinacciは、今でこそこの名前になりましたが、その昔はロンドン
ハウスと呼ばれ、1930年の創業でナポリスタイルを作り出した老舗。イタリアの
王室サボイ家の御用達にもなっていました。この辺の話(ナポリ仕立てが生まれた
経緯と現在)は集英社から出されていた「ナポリ仕立て Sartoria Napoletana」に
詳しく書かれているので興味がある方はそちらを。

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さてさて今回のスーツですが、随所にRubinacci仕立てらしさが見て取れます。全
体感は他のナポリのサルトのスーツと比べるとパンチがない様に見えます。これ見
よがしの雨振り袖にはなっていませんし、ラペルの幅やVゾーンのバランスもかな
りクラシック。超緩い段返えりは今時のトレンドからはかけ離れた感じがしますが、
ここが逆にルビナッチらしさ。バルカポケットやフロントダーツがスソまで入って
いるところはナポリ仕立てならではのディテールと言えます。ポイントはLuka Ru
binacci(ルカ ルビナッチ)は、王道スーツに彼なりの味付けをしている点。一般
的なスーツには無い、パッチポケットを付けているのです。こうする事で、前身頃
のフロントダーツの一部を隠す事ができるので超クラシックな感じ(アクの強さを)
を程よくスポーティーに見せています。またこうする事で、ジャケット単体でも着
る事が出来ます!

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着こなしという点で言うと何といっても靴につきます。ラルフ ローレンのスタッフ
が良くジャケパンにイギリス製のルームシューズ(ドクロの刺繍入り)を合わせて
いますが、それに似た足元の変化球ですね。最近彼は何にでもこの靴を合わせてい
ます。その昔ニューヨークのデザイナーのアラン フラッサーがこれに似たルームシ
ューズを履いていたような気が...。最近Luka Rubinacci(ルカ ルビナッチ)の色
使いを見ているとアラン フラッサーのナポリ版か?と思うのは私だけでしょうか?

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スーツやジャケットの裏地に一般的なキュプラの生地を使わず、シルク100%の柄
ものを持ってくるのがルカ流。シルクはキュプラに比べると耐久性の面で劣ります
が、柄や色の多彩さはそれを上回る魅力があります。

Rubinacci Club
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Luka Rubinacci(ルカ ルビナッチ)のスタイリングに使われる服は、LeonUO
MO
と言ったメンズファッション誌に出るようなトレンディな極細のパンツや、着
丈の短いニットジャケットなどは全く真逆で、シンプルで普遍的なデザインのも
のがほとんどだ。それを彼がコーディネイトするとなぜか新鮮でスポーティなイメ
ージに仕上がってしまう。その上、深い森林の中にある湧き水の様な、繊細でわず
かだけれど絶え間なく溢れ出る豊潤なスタイル「ラグジュアリー」を漂わせている。

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そんなルカ ルビナッチのコーディネートの根底にあるものは、最高級の素材を使っ
ているものを身にまとうというコトのよう。ローゲージのケーブル編みのフード付
きセーターは、極上のカシミアで編まれたもので独特のぬめり感がある。コーデュ
ロイのパンツは、打ち込みがしっかりしつつも表面はソフトなタッチと艶感を出し
ている。こうしたセレクトがベースにありつつ、クラシックなスタイリングに見え
ないのが、ルカ ルビナッチの凄さ。

ポイントは3つ。1つはコーデュロイパンツの色。この紫色が全体のコーディネー
トの軸になっている。これがブルーデニムでは、このようなインパクトはなかった
はず。勿論、日本でこの紫コーデュロイPTを履きこなせる自信のある方は、少ない
と思うので、個人的には鮮やかなブルーのコーデュロイ(昔リーバイスであったよ
うな)という手もあるかも...。
もう1つは、右手のブレスレット(ミサンガ)。これがあると無いとでは大違い。
ここが料理でいう隠し味的なポイントになっています。

最後は!?さてどこでしょう。答えは、最後の写真でクローズアップ!!

11Nov92.JPG

大きく編まれたケーブル編みは、クラシックな編み物のモチーフ。ただ今までは、
もっと細く編まれているものが多かった。このボリューミーな感じで縦のラインが
作られる事で、ニットがパンツの色に負けない存在感をアピールしている。ここが
ハイゲージの無地のカシミアニットでは、こうはいかないはず。

11Nov69.JPG

ルカ ルビナッチのコーディネートのポイントの最後の1つは、このシルクの大判ス
カーフ。正方形を半分に折って三角形にし、少しひねって出ている角(一番大きな
角)を隠します。このスカーフは、セーターの色と微妙に色合わせが。ここをカシ
ミアのふんわりマフラーにしない所がルカ流。ここがカシミアだと上半身がモコモ
コになってスマートじゃない!

11Nov70.JPG

巻き方もルカならでは。普通に後から前に垂らしてその先を首の後に回しています。
よーく見るとドクロのプリントが。ルビナッチのオリジナルプリントで、骸骨がボ
ウタイしているユニークな柄。この辺の塩梅が絶妙。

11Nov74.JPG

スカーフはきれいに畳まずフワッと巻くのがコツ。最後は締め付けず、前の巻合わせ
の部分にボリュームを出しています。最近流行りのスヌードぽい感じがスカーフで完
成。このテクニックは、新しい!!

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今年の冬から来年の夏にかけてのメンズ ファッション界のトレンドは、ブリティッ
シュテイスト一色!! グッチのようなモードブランドも2012の春夏で英国柄
のジャケットやダークトーンのチェックのコートなどを発表していました。
今回のLuka Rubinacci(ルカ ルビナッチ)のスタイルは、そんな気分をいち早く
取り入れたもの。ややもするとクラシックになりがちな英国柄のジャケットをイタ
リア的(ルカ流)に解釈してモダンな感じにスタイリングしています。

11Nov05.JPG

ポイントは、ジャケットの茶を拾ってパンツ(コーデュロイ)とニットタイ、チー
フの色を合わせている所でしょうか。ここまでは、柄ジャケットの着こなしの基本
技。ルカならではなのが、きれいなグリーンのカーディガンを挿し色で使ったとこ
ろ。これがあるとないとでは雲泥の差、スパイスが効いているって感じです。
それとジャケットのスエード エルボーパッチ。これは、今イタリアで大流行中。
2011年の1月のpittiではコートからシャツにまでエルボー パッチが付けられていて、
「エルボーパッチ祭り」的な盛り上がりでした。

それと何と言っても素材の合わせ方の上手い事。ツイード、カシミア、コーデュロイ
...をラグジュアリーでスポーティーな雰囲気にミックスしていますよね!
見れば見る程ルカ ルビナッチならではのテクか満載されているこのコーディネイト。
あなたは、どのくらいテクを見つけられますか?

11Nov10.JPG

ルカ ルビナッチのよく使うポケットチーフの挿し方がこれ。パフドで入れてチーフ
の角を1つだけさりげなく出すスタイル。チーフはイタリアの町並みがプリントさ
れたもの。

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コートの生地はヘリンボーン織りでそこに細かな色のネップが入ったビンテージ生地。
こうした、超レアな生地のストックがあるのがルビナッチの魅力。

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ルカ ルビナッチは、ミラノのショップと自宅の行き来にハーレーダビッドソンを使
っているので、こうしたデザインが日常の生活の中でちゃんと生かされている。ハ
ーレーダビッドソンにこうしたクラシックなコートで乗るっていう発想は、彼なら
では!!

11Nov29.JPG

今日本ではショート丈のコートが主流ですが、あくまでイタリアと日本のファッシ
ョン業界の中だけの狭いトレンド。ワールド スタンダードは、彼の様にヒザ上が基
本。寒いヨーロッパではこのくらいのサイズがないとコートとしての役目を果たし
ません。コートの衿を立ては、基本テクですね。

ナポリの老舗「Rubinacci(ルビナッチ)」は、ナポリ仕立てを生み出し、そのスタ
イルを伝道するセレクトショップ&テーラー。現在ロンドンとミラノにもショップが
あり、ミラノは写真のルカ ルビナッチがマネージャー。このBLOGは、彼のパーソナ
ル スタイルを月4回アップを予定。話題のBLOG「The Sartorialist」の常連になっ
ているLukaRubinacci(ルカ ルビナッチ)の世界を楽しめる世界発のRubinacci公認
のPHOTO SNAP BLOGです。

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